やはり相当な苦労があったようだ。
元乃木坂46の西野七瀬が去る4月2日に放送されたバラエティ番組「グータンヌーボ2」(カンテレ)に出演。同グループを卒業直後の苦悩を明かしている。この日は番組MCの西野、元アイドリング!!!の朝日奈央、モデルの田中芽衣の3名でガールトークを展開。その中で朝日はアイドリング!!!を卒業した当時について、「アイドルを卒業したばっかりの時はめっちゃ不安でした。今まで20人くらいの仲間がいたから、何してもメンバーがフォローしてくれたけど、翌日から一人になったら寂しくて、卒業した次の日も思い出して泣いちゃったりとかして…」と、不安な気持ちが強かったことを打ち明けている。
また、2月に乃木坂を卒業したばかりの西野も、「みんなでいた時はあんまり話さないタイプだったし、たぶん(話を)振ってくる人も私にはあんまり振らない。『たぶんこの子そんなにしゃべらないから』って」と、自身が決して口数が多いタイプでないことを説明しつつ、「1人になったらそんなワケにはいかないので、もともとしゃべらなかったぶん、1人になってからの頑張らなきゃいけない量が結構大変でした」と、1人で活動するにあたって苦労したことを告白。続けて、「深読みしちゃうんで、どう思われるんだろうみたいな」と、今まであまりしゃべるタイプではなかったぶん、急にしゃべり出したことで周囲にどのように見られているのか不安になってしまうのだとか。
「本人も自覚している通り、AKB48グループと比較しても割と控えめな子たちが多かった乃木坂の中でも、物静かなタイプだった西野。そのため、女優業はどうにかなるにしても、トーク番組やバラエティ番組は不向きというのが世間の見方でしょう。本人もそういった見方をされていることを痛いぐらいにわかっているからこそ、『グータンヌーボ2』にもやり辛さはあるでしょう。ただ、女優業1本でやっていくというのもなかなか難しく、仕事を選ぶ余裕もないのは事実です」(アイドル誌ライター)
しかし、西野の胸中を知ったファンからは「そりゃ1人になったら大変だよね。より応援したくなった」「大丈夫、俺たちが支えるから」「自信を持って、仕事頑張って! その努力は報われるはず」と、より応援に力を入れることを宣言するファンも多い。
「もともと、西野が乃木坂時代に人気が出た要因には守ってあげたくなるような“か弱さ”も挙げられます。同番組でのMCとしてのトーク回しは決してうまいというわけではありませんが、不器用ながらも必死に取り組む西野の姿はそれこそ見守っていて、『頑張れ!』と思わず声に出したくなりますから、ファンとしてはより放っておけないことでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
乃木坂時代の最後の握手会では、西野と握手できるまでの待ち時間は10時間だったにもかかわらず、約2万人のファンが握手レーンに並んでいた。
自分にはそれだけ熱いファンがついているということを自信に変えて、胸を張ってこれからの活動も頑張ってほしいところだ。
(石田安竹)