言っていることは真っ当に思えるが、どうもお笑いファンとしては納得できなかったようだ。
にゃんこスターのアンゴラ村長が4月15日にインターネット配信されたバラエティ番組「おぎやはぎの『ブス』テレビ」(AbemaTV)に出演。女芸人として生きていくうえでこれだけはしないと決めていることを明かしている。この日の番組では男性に囲まれた女子にありがちな「紅一点ブスあるある」について、トークを展開。アンゴラ村長は「お笑いの世界は男性が多いから、気づいたら紅一点になりがち」と説明したうえで、「性を武器にしたくない」「そういう(性を武器にしている)女芸人さんを見て、何度も自分を戒めている」と、自分の中で芸人の世界を生きていくうえで、性を武器にしたくないという決意が固まっていることを明かしている。
また、この日、番組で共演した女芸人・あべみなは性を武器にしたネタを展開するタイプだったが、過去にあべみなとライブで共演したアンゴラ村長は「女芸人が好きというお客さんが集まっていたライブで、ネタを飛ばしてもヘラヘラして笑いを取っていた」「売れる気あるのかな? と思った」と、痛烈に批判していた。性を武器にすることについて、とにかく嫌悪感を持っているアンゴラ村長に対して、番組MCのおぎやはぎの矢作兼からは「ストイックなんだな!」「マジメなんだな」と感心する声が上がっている。
しかし、このアンゴラ村長の発言に対してお笑いファンからは「いやいや、アンタがそれを言うのかい」「あの衣装でそのネタしてそれ言うのかい」「性を武器にしてなかったら、多分ここまでブレイクしてなかったと思うよ」などといった声が上がるなど、違和感を覚える人が多かったようだ。
「アンゴラ村長は肌見せの多い衣装で艶ネタを繰り出したりする女芸人について『ライブで何を言っても笑ってもらえるから、おもしろいとかつまらないとかがわからなくなる』『芸人として終わって行って、最終的に芸人をやめちゃうんじゃないかな』とコメントしたりと、その行く末を危惧しており、そういった見方は正しいとは思います。ただ、にゃんこスターのブレイクのきっかけとなる17年の『キングオブコント』でアンゴラ村長は生脚を出したショーパンという衣装で“リズム縄跳び”ネタを披露して、強烈なインパクトを残しています。ネタの中で相方のスーパー3助も『いい脚してるよ、姉ちゃん』と、ナマ脚見せについてのコメントも入っていました。さらに高得点をつけた審査員のダウンタウンの松本人志も『(アンゴラ村長がコントで)脚をさらけ出して、正直オレと三村(マサカズ)は若干ムラっときてた』と、コメントしていましたし、美脚を強調した衣装であったことから、準優勝という好成績を収められたという可能性も高いです。そのため、本当に性を武器にする気がないのなら、ショーパンじゃなくて長ズボンでネタをするべきでは? といった疑問の声も上がっています」(エンタメ誌ライター)
とりあえずは長ズボンでリズム縄跳びネタを披露することができれば、お笑いファンを納得させることができるかも!?
(権田力也)