男女お笑いコンビの「にゃんこスター」が5月10日、埼玉・寄居町で行われた情報番組「マチコミ」(テレビ埼玉)の中継にゲスト参加した。開局40周年記念の一環として同番組では、埼玉県内の全63市町村を訪れる“ご当地中継63”を同日にスタート。その記念すべき1回目の週代わりスペシャルゲストとして、にゃんこスターに白羽の矢が立った形だ。
「にゃんこスターのアンゴラ村長は、寄居からわずか2駅という埼玉・本庄市の出身。両親は元公務員で、本人も地元の早稲田大学本庄高等学院を卒業している生粋の埼玉県人です。それゆえテレ玉の番組に“埼玉芸人枠”で出演するのも納得でしょう」(芸能記者)
ただ人口700万人を超える埼玉県出身の芸人は枚挙にいとまがなく、バナナマン・設楽統やメイプル超合金・カズレーザー、土田晃之やオードリー・春日俊彰といった人気者も少なくない。その中でなぜ、第1回ゲストという栄誉ある立場に、にゃんこスターが抜てきされたのか。そこにはアンゴラ村長の得意技が大きく寄与しているというのだ。
「アンゴラ村長が得意とする“リズムなわとび”ですが、これは彼女のオリジナルではなく、埼玉県では小学校の授業にも取り入れられている地域競技なのです。彼女は地元のリズム&なわとびクラブに通っており、同時期には同い年の乃木坂46・井上小百合も所属。その縁で18年3月放送のネット番組『乃木坂46時間TV』では“さゆにゃんこスター”というスペシャルユニットを披露していました。そういった経緯から埼玉県人にとってのアンゴラ村長は、地元発のリズムなわとびを全国区の知名度に押し上げた功労者であり、埼玉芸人の代表格とさえ言えるのです」(前出・芸能記者)
出身地の本庄市ではなわとびメイトの乃木坂46の井上が“本庄市広報観光大使”を委嘱されている。ここにアンゴラ村長も加わることができれば、名実ともに地元のスターとなることができそうだ。
(金田麻有)