元号が令和へと移り変わった矢先、女子アナ界に大異変が‥‥。長年にわたりNo.1の座に君臨したカトパンだが、古巣フジテレビに復帰するもかつての輝きはどこへやら。その間隙を突いて「ニュース女王」に名乗りをあげたのが後輩のミタパンだった。新旧女王アナのツバ競り合いをここに全リークする!
今年4月から3年ぶりに古巣フジテレビの帯番組に復帰、夕方ニュース「Live News it!」のメイン司会に返り咲いたのが、カトパンこと加藤綾子(34)だ。芸能デスクが説明する。
「番組は前任の生野陽子アナ(34)から譲り受けた形ですが、局幹部はショーパンの妊娠が発覚するや『次はカトパンにやってもらうしかない』と決め打ちし、獲得に動いていた。番組タイトルを一新させたうえ、年間2億円超もの大枚をはたいて、フリーになった元局アナを三顧の礼で迎え入れたのです」
視聴率で民放4位という地盤沈下に苦しむフジテレビが最後の望みを託したのが、かつての局エースアナの再登板だったというわけだ。局関係者が語る。
「カトパンが他の女子アナの追随を許さないのは、相手を緊張させない雰囲気作りがうまいところです。明石家さんまとの『ホンマでっか!?TV』でもそうですが、どんなゲストが出てきても完璧に気配りができる。現在の『Live News it!』では、日替わりで迎えるゲストに対し、『私も報道は初めてなんでよろしくお願いします』と積極的に話しかけています。妙に報道番組だと肩肘張らずに伸び伸び番組を進行している印象です」
さすがは女子アナクイーン、局内での評判はすこぶる好評なのだ。番組スタッフが打ち明ける。
「ナマでカトパンと相対してビックリするのが、絶対的なあの美貌です。加えて、ジム通いで削ぎ落とされたムダのない細いボディライン。極め付きは洗練された上品な衣装からほのかに匂い立つ色気。ナマのカトパンに心を奪われない男性スタッフはいないと断言できますよ」
芸能評論家の織田祐二氏も、新番組でのカトパンの印象について、
「年下の男子アナと年上解説員を体のいいシモベのように従え、あたかも唯我独尊の女王として番組に君臨しているかのようです。女子会コーナー『アレコレト!』は、吉田潮、山田美保子、紺野ぶるま、くわばたりえなど、女王・カトパンのパーフェクトな美貌が際立つ布陣になっている」
とはいえ、アゲアゲの局内評に対し、視聴率は芳しくないのが現実なのだ。
「この時間帯の夕方ニュースは日テレ『news every.』の独壇場で、これにテレ朝、TBSと続き、フジは最下位が定位置です。カトパンが就任してもこの構図は変動がなく、さすがにカトパン1人では視聴習慣を動かすまでに至っていない」(芸能デスク)
女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏が看破する。
「今のところ、この番組にカトパンを起用した理由が見えてこない。主婦層向けに『5時に夢中!』(TOKYO MX)のような女子会トークを繰り広げるコーナーを設けていますが、『バラの花を贈られてうれしいか』など、当たり障りのないテーマであまりにおとなしい印象です。もっとも、カトパンのアナウンスや進行は安定しているだけに、もったいない」
カトパンは3年前に退社、フリー後は篠原涼子(45)らと同じ芸能事務所に所属している。その背景にはアナウンサー以外の仕事を経験したいという、カトパンの意向があったという。
「実際、事務所は『ブラックペアン』(TBS)や『半分、青い。』(NHK)といったドラマ仕事をブッキングするなど、経験のない女優業をバックアップしてきた。とはいえ、本音ではフジ時代の実績があり、女優業よりもギャラが高いニュース番組の仕事を入れたかった。加藤本人の意向を受け入れて女優の仕事を入れたが、女優としての評価が急激にアップするわけでもない。そこへ古巣フジから破格のオファーが舞い込み、本人を説得し、再びキャスター業に本腰を入れることに。残念ながら、カトパンをもってしても数字は稼げないため、『2億円のムダ遣い』と揶揄する声も出ているのです」(芸能デスク)
カトパンがカド番へ! 神通力が失われ、女王失格の声まで漏れ伝わってくるのだ。