1月公開の「マスカレード・ホテル」は興収40億円超えの大ヒット。現在は「キングダム」「コンフィデンスマンJP」がランキングトップ3に入り、出演映画が連続ヒットしている長澤まさみ。
「演じている役柄も、それぞれ全くキャラクターが違う役。女優としての大きな成長を感じさせますね」(映画関係者)
だが、この勢いは次の公開作品で失われてしまいそうだという。
「次は6月7日から公開される『The Crossing』。世界的映画監督のジョン・ウーによって2014年に撮影された、前後編に渡る大作海外作品が、実に5年越しの日本公開となります。“中国版タイタニック”とも言われる大型船沈没事件を中心に交錯し合う3組の男女の愛のストーリーで、長澤は台湾人軍医役の金城武の幼なじみ役での出演です」(映画関係者)
中国や台湾などでは14~15年に公開済みだが、それがなぜ、5年も経っての日本上陸となったのか。
「本作は製作費が膨れ上がり一時撮影が中断されるなど、公開前から問題続きの作品でした。しかも退屈なストーリー展開に、前編が“120分の予告編”と酷評され、後編の公開さえ危ぶまれるほど盛大にコケてしまった」(映画ライター)
そうした状況に加え、長澤も内容的にとばっちりを受けている。
「日本では、ジョン・ウー監督直々のオファーにより、長澤がついに美ボディをご開帳し激しい絡みがあると煽りに煽った情報が流れていましたが、フタを開ければ後編で見せる雨の中のキス止まり。メインキャストの一人と思われていましたが、金城の回想シーンの中の数分にしか登場せず、長澤のセリフはすべて日本語。監督にどこまで信頼されていたのかも怪しいところで、とても“世界のNAGAWASA”へのキッカケになるような作品ではなく、日本での配給先が決まらなかったのです」(映画関係者)
この作品の宣伝のためか、先日、劇中のイメージに近いロングのストレートのエクステをつけたことが女性誌にスクープされたが、
「長澤の本音は、“このまま日本公開されなければいいのに”というところでしょう。プロモーションにも消極的だったそうです」(前出・映画関係者)
長澤の黒歴史となりそうな次回作。逆に見てみたくなってきた!?
(露口正義)