やはりファンとしては応援したいところだが、その心境は複雑なようだ。
乃木坂46が7月3日からスタートさせる「真夏の全国ツアー2019」のモバイル会員向け申し込み受付が5月27日からスタートした。同ツアーでは愛知、福岡、大阪のドームを回り、フィナーレは6年連続となる神宮球場公演となっている大規模なツアーとなっている。
5月26日に横浜アリーナで行われた選抜メンバーによる23rdシングル「Sing Out!」発売記念ライブには1万5000人の当選枠に対して、約20万件の応募が集まっていることも考えれば、今回のツアーもチケット争奪戦になることは間違いだろう。
しかし、ある理由から、主に地方のファンからその発表を受けて、ファンからは悲鳴が上がっている。
「乃木坂で最も知名度があるエースの白石麻衣が全9公演のうち、愛知、福岡での計4公演を出演映画撮影スケジュールの都合により休演することが発表されています。女優、モデルとしても人気を集める白石ですから、グループではなく、白石個人を好きな女性ファンだったりと白石目当てのファンも大勢いますから、そういった層のファンは、白石の公演欠席には思わず肩を落としてしまったようですね」(アイドル誌ライター)
卒業も近いと言われる白石だからこそ、映画出演が決まったということは、本人にとってもかなり大きな仕事となっているはず。そのため、ファンとしても素直に白石の活躍を応援したいところだろうが、「え、まいやんが出ないのは大きすぎるよ」「まいやん、愛知と福岡出ないのか~申し込むのためらうな」「どうしても外せない仕事なのかな」「応援したいけど、乃木坂のメンバーである限りはライブを優先してほしいのが本音かな」など、やはり白石の公演欠席を惜しむ声も目立っている。
しかし、ファンの中にはまだ“かすかな希望”を持っているファンもいるようだ。
「実は昨年のツアーでも、公演直前に白石がスケジュールの都合で一部公演に欠席することが告知され、ファンを一度絶望のドン底に突き落としています。ただ、チケット販売後の急なドタキャンとあって、乃木坂の運営サイドも批判の声に焦ったのか、白石のスケジュールは再調整され、なんだかんだで白石は無事公演に出演できたということがありました。今回にいたってはチケット販売前の告知ですから文句の言いようもありませんし、運営側としても昨年と同じ轍は踏まないようにというところでしょう。それでも、ファンとしてはどうにか昨年のようにうまい具合にスケジュールが再調整されることを願っているようですね」(前出・アイドル誌ライター)
実際、昨年の全国ツアーの大阪公演では出演舞台の関係で当初欠席が予定されていた生田絵梨花がアンコールでサプライズ登場して、会場が爆発的に盛り上がっている。期待しすぎは禁物だが、ファンにすれば、ミラクルが起きてほしいところだろう。
(石田安竹)