2クール連続ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)。1クール目の全話平均は7.0%と視聴率こそ伸び悩んでいるが、ネット上では同ドラマに対する様々な「考察」でにぎわっている。実際、第10話(6月16日)放送前後の8時間で「あな番」「あなたの番です」を含むツイートが2万7000件以上(Yahoo!検索/リアルタイムより)。今季ドラマで視聴率1位(平均13.1%)を独走している「緊急取調室」(テレビ朝日系)第9話(6月13日)放送前後の約430件と比較すると、SNSへの影響力は歴然である。
その「あな番」の第2章「反撃編」(6月30日スタート)に「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)でブレイクした“ゆりゆり”ことイケメン俳優の横浜流星が出演する。「はじこい」では、クールな顔立ちからこぼれる「やさしい笑顔」で幅広い女性の支持を得たが、「あな番」ではAIを研究する無愛想な大学院生・二階堂忍を演じる。“合理的に栄養素が摂取できる”との理由で「栄養補助食品」、いわゆるサプリメントしか口にしないという役どころだ。
「サプリメントは不足している栄養素を補える反面、過剰摂取の危険もあります。また、摂取のしやすさから、咀嚼・嚥下機能の衰え、唾液分泌量の低下から口臭、虫歯などのリスクもあります」(管理栄養士)
ちなみに、近年では完全な栄養バランスとエネルギーを摂取できるパスタやドリンク、粉末、咀嚼機能も保持できるグミなど、さまざまな形状の「完全栄養食」も流通していて、実際の食事をとらなくとも生きていけそうだ。
とはいえ、食事の役割は栄養摂取以外にもコミュニケーションやリラックスの場としても重要な時間だろう。人はおいしいものを食べた時に自然と顔がほころぶものだけに、「あな番」で横浜流星の「やさしいほほ笑み」を期待するのは、難しいのかもしれない…。