芸能界を揺るがせている芸人の闇営業問題。
詐欺グループの忘年会への出席が報じられたことから、カラテカ・入江慎也の解雇を最初に雨上がり決死隊・宮迫博之ら大物芸人の謹慎が相次いでいる。
6月27日にスリムクラブにも無期限謹慎処分が下された際には、TBS系「ゴゴスマ」で同じ吉本所属のケンドーコバヤシが「もしかしたら吉本所属のタレントは8人ぐらいになるかもしれない」と冗談めかして語っていたが、業界内では「ありえない話ではない」と囁かれている。
「ぶっちゃけ、闇営業をやったことのないお笑い芸人は一人もいないと思いますよ」と明かすのは芸能事務所マネージャーだ。続けてもらおう。
「今回、スリムクラブは飲食店経営者に呼ばれて、クラブで行われた暴力団幹部の誕生パーティーに出席してしまったそうですが、知り合いに頼まれて『事務所を通してくれ』と言える芸人なんてよほどの売れっ子だけでしょう」
さらに「相手が暴力団員かどうかなんて調べようもない。私の周囲では同情の声が大半ですね」と語るのだ。次々と芸人が活動休止を余儀なくされる“非常事態”を巡り「実は『“あの番組”が致命的な痛手を負っている』と話題になっているんですよ」と同マネージャー。その番組とは──。
「アマゾンプライムビデオで配信されているダウンタウン・松本人志の『ドキュメンタル』ですね。スリムクラブの二人に加え、宮迫、ザブングル加藤と常連メンバーが謹慎に追い込まれてしまった。今年冬の配信を予定しているそうです。その頃、ザブングルは謹慎が解けてはいますが、やはり配信延期は避けられないとの見方も出ています」(前出・マネージャー)
広がり続ける闇営業の波紋は、その「終わり」がいまだ見えない‐。
(牧マコト)