ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が7月9日に亡くなってからワイドショーは連日、日本の芸能界におけるジャニー氏の功績を称えた。7月12日には家族葬が行われ、約150人もの所属タレントが参列。ジャニー氏の望んでいたとおり「笑顔に包まれた葬送」となったようだ。
そんな中、7月16日発売の「週刊女性」は今後、“ジャニーズ帝国”から誰が退所するかにフォーカスした記事を掲載している。それによると、関ジャニ∞の大倉忠義と錦戸亮は、グループからの脱退、もしくは退所の可能性が色濃いとある。その理由としては、元メインボーカルの渋谷すばるが2018年に退所したことでモチベーションが下がってしまったようなのだ。
また、別の媒体ではKinKi Kidsの堂本剛、TOKIOの長瀬智也も退所の噂が出ていると報じている。一方で、これまで何度も退所がささやかれていた元SMAPの中居正広は、現在の仕事に不満はなく、すぐに退所する意思はないようだ。
「今、ファンが注目しているのは、嵐の大野智の動向です。来年、活動を休止する嵐ですが、ジャニーさんが亡くなり、大野には事務所にいる理由がなくなったと言われています。彼は、芸能活動よりも芸術活動を主にしたい意向があるようで、そうなると芸能事務所に所属している意味も薄れる。もしそうなれば、嵐として二度と活動はできなくなるので、ファンはヤキモキしているようです」(芸能ジャーナリスト)
7月17日には、ジャニーズ事務所が、SMAP解散後に独立した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人をテレビ局などに番組に出演させないよう求めていた疑いがあり、独占禁止法違反(不公正な取引方法)につながる可能性があるとして公正取引委員会から注意を受けていたと報じられたばかり。そんな事務所の体質にも、今後、所属タレントの厳しい目が向けられていくことになるかもしれない。ジャニー氏の死去に伴い、隆盛を極めたジャニーズ帝国にも少しずつ変化が起きているようだ。