7月21日に放送された「TXN選挙SP 池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京系)にて、れいわ新選組の代表を務める山本太郎参院議員がメーンキャスターの池上彰氏を絶句させる場面があった。スタジオの池上氏と生中継でやり取りした山本代表について、週刊誌記者が振り返る。
「池上氏はれいわ新選組という党名について、なぜ“新選組”なのかと質問。党名の由来となった新撰組は旧幕府軍の一員として戦った“守旧派”ゆえに、自民党に反旗を翻す同党にはふさわしくない名称ではと追及したのです。この時の池上氏は、相手がどんな大物でもひるまずに質問する“池上無双”の表情。舌鋒鋭く斬り込んだのですが、山本代表の答えはおそらく池上氏にとって、まったくの想定外だったに違いありません」
池上氏の質問に対して山本代表は「おっしゃる通りです」と全面的に肯定。その上で「維新を名乗りながら政権にベッタリの党もありますので、その辺は気にしないでください」と笑顔で言い切ったのである。これにはさすがの池上氏も絶句し、テレビの前の有権者も「き、気にしないって!?」と驚いたに違いない。
「もはや開き直りとさえ言える発言ですが、山本代表が口にすると《まあそんなものかも》と思えてくるから不思議なもの。極端な発言や政策で多数のアンチに忌み嫌われる山本代表ですが、その一方で強烈なカリスマ性の持ち主でもあることは衆目の一致するところです。今回の『気にしないでください』発言にしても、ほとんどの与野党党首が口にしたら《ふざけるな!》との罵声が飛んだはずですが、こと山本代表に限っては《アイツらしい》で笑って済まされる雰囲気があります」(前出・週刊誌記者)
何より、カメラや対話相手から目線を外すことなく、自信をもって語る姿には、他の政治家も見習ってほしいと思った有権者も少なくなかったようだ。
(金田麻有)