一方、歴代の「豊かなヒップ」クイーンを見ていくと、賞金女王とリンクしていた。ゴルフライターによれば、
「08年賞金女王で、国内ツアー12勝を誇った古閑美保(37)がギャラリーからの『姉ちゃん、』と呼びかけられたうえで、いい形のヒップをしているという意味の声援に『どこ見てんのよ!』と切り返した逸話は有名ですが、07年賞金女王で、世界ランク最高10位(08年3月)だった上田桃子(33)にしても、かつて自身のブログのタイトルに“桃のようなヒップ”を持つ桃子という言葉を入れ込んでいたほどでした」
今季も国内ツアー2勝の上田は、実力も桃のようなヒップも衰え知らずだが、文字どおり出入りの激しいゴルフとなるこの部門では、若き後輩の追い上げを食っている。
「その筆頭は17年賞金女王にして、今季の国内ツアー3勝で通算10勝の鈴木愛(25)でしょう。自慢のヒップ周りはメートル単位を誇っていますから」(ゴルフライター)
ただ、昨夏から、その豊かなヒップを支える左ひざが悲鳴を上げ始め、周囲を心配させているそうだ。
「身長155センチの鈴木はひざをかばうあまり、右手も痛めてしまい、その対策の一環として大腿部の強化に励んでいる。渋野の台頭で東京五輪の切符争いは激化するし、渋野とは道具メーカー『PING』も一緒だから序列争いでも安穏としていられない。そんな状況だけに本格的な肉体改造に取り組んでいます」(民放局記者)
さて、東西の横綱とも言える上田と鈴木を猛追するのが昨年9月に涙の初優勝を飾った香妻琴乃(27)だ。
「香妻はリアル黄金世代(92年生まれ)のメンバーでこの夏、東浩子(27)を中心に同期12人で『最強アズマ軍団』を結成。メンバーで『かわい子ちゃんハンター』の異名を持つ成田美寿々(26)の影響でヒップを鍛えまくっているんです。今季2勝と好調な成田いわくヒップを『鍛えることでヘッドスピードが上がる』そうで、香妻のウエストも一段と締まり、ヒップアップに成功した」(ゴルフライター)
もちろん、黄金世代も黙っていない。勝みなみ(20)と河本結(20)が、自慢のヒップをプリプリさせて女王の座へアプローチショットを繰り出した。
「勝は『19年の目標は賞金女王。強化ポイントは肩周りの柔軟性とスクワットなどで』と、ヒップの筋肉を鍛えると話していましたが、ヒップホップダンスを練習に取り入れ、さらに進化中です」(民放局記者)
「ピンクパンサー」と呼ばれるポーラ・クリーマーにあこがれる河本もすぐにリカバリー。
「トレードマークのピンクのリボンをなびかせながら、『来年には賞金女王。3年かけて全米女子オープンを取る準備をしています』と宣言。河本も勝も、念入りに左側のヒップを鍛えている。左足でしっかりと芝をつかみ、回転にパワーを与える狙いがあるそうです」(民放局記者)
甲乙つけがたい“桃ヒップ”娘らによるプレーオフは、ヒップサイズがナンバーワンの鈴木と、身長163センチで見栄えする河本の一騎打ちかと思いきや、最後に滑り込んできた小祝さくら(20)がバーディー連発で抜き去った。審査員のフリーカメラマンが推奨理由を語る。
「元祖・“桃ヒップ”娘で姉弟子・上田桃子の系譜を引いています。桃子はシーズン中もほぼ毎日、ランニングを欠かさないが、小祝もあこがれの桃子の教えを守り、しっかりと走り込んで、ここまで全試合に出場。夏場になれば、ヒップの肉が落ちてくるものなのに、常にヒップアップを維持している。ティーショットのアドレスを決める時のしぐさなど、足踏みをするように桃のようなヒップを小刻みに震わせる姿がたまらないんです」