田中要次と羽田圭介の新コンビによる「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)の最新回が9月28日の「土曜スペシャル」で放送された。
バス旅Zは約3カ月おきに放送されてきたが、今回の放送が少し遅れたため、一部のファンから「テレ東はバス旅Zの放送と放送の間を少しずつ伸ばし、回数を減らす方針なのではないか」という声が上がっていた。それは杞憂に終わったが、テレ東は新コンビをクビにする気なのではないかと指摘されている。新コンビの評判、視聴率ともにいまひとつだからだ。
「今年、3月16日に放送された第9回で『ゴールできなかったらクビ』という新ルールか設定されました。その前で失敗しているので、2回連続で失敗したらクビということです。2人はみごとゴールし、なんとかクビを逃れています。その後、このルールが明言されることはありませんが、2回連続で失敗したらクビというのは残っているようです。つまりテレ東が新コンビを切り捨てるには、まず1回失敗させないといけない。今回はゴールさせる気がまったくないかのようなルートが設定されました」(テレビ誌ライター)
今回は大分県の別府をスタートし、熊本の阿蘇がゴール。ただし、チェックポイントの宮崎の日南駅と鹿児島の鹿児島中央駅を訪れないといけない。大分、宮崎、鹿児島、熊本と4県を巡ることになる。
「バス旅において鬼門となるのが県境です。路線バスやコミュニティバスは、県境をまたいで運行されることが少ないんです。バスがない場合は歩いて県境越えをしないといけません。今回、3つも県境を越えるということは、それだけ難易度が上がるということ。実際、バスで県境を越えたのは鹿児島から熊本だけでした」(前出・テレビ誌ライター)
とにかくバスがつながらず、歩いた距離はバス旅Zになってから2番目に長いの45.2キロメートル。走行距離は573.3キロメートルにも及んだ。これを見ても今回の旅の難易度が高いことかわかるだろう。
結局、旅は失敗。それもゴールまで100キロメートル以上残して、熊本の田浦でリタイア。大惨敗を喫した。
「これまでの失敗を振り返ってみると、勝負を分けたポイントというのがあります。あそこで別ルートを選択していれば成功できたのではないか、というのがある。ところが、今回はそれがありませんでした。強いてあげれば、スタート直後の大分でしょうか。一行は佐伯を目指しましたが、熊本に向かってもよかったかもしれません。ただ、それでもゴールできたかどうか。ルート設定にかなり無理があったような気がします。まさに新コンビをクビにするために、失敗させようと作ったルートとしか思えません」(前出・テレビ誌ライター)
次回、失敗すればクビになる可能性が高い田中要次と羽田圭介。どんなルート設定がされるのか、早くも気になるところだ。