令和元年もアイドルの夏はアツかった!
世界最大のアイドルフェスとして知られる「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)や、屋内型アイドルフェスとして世界最大級の「@JAM EXPO」では今年も、新たなアイドルたちが続々と活躍。いま最も勢いづいているブランニューアイドルをチェックしてみよう。
「今夏で最大の注目株は、全員が大阪在住の中高生という『Lily of the valley』(略称:リリバリ)。キッズモデル事務所を母体にアイドル経験ゼロのメンバー5人で昨年10月にデビューし、昨夏は勉強のために制服姿でアイドルフェスを巡っていたそうです。そんなリリバリの魅力は、パフォーマンスから直に伝わってくるひたむきさ。TIFのデビュー戦となったスカイステージでは真夏のビル屋上という悪条件で酷暑と闘いつつ、真っすぐで力いっぱいのステージを見せてくれました。あどけない表情ながら、しっかりと挨拶ができる真面目さも○。まさに“真っ当”という言葉を実践している、好感の持てる5人組です」(アイドル誌編集者)
そんな結成1年のリリバリは熱いパフォーマンスが評価され、初出場のTIFでいきなり3日間出場という快挙を成し遂げた。そのリリバリと同様に中高生メンバーで構成され、TIF初出場を勝ち取った「君の隣のラジかるん」は、出場決定まで不安の日々を過ごしていたという。
「17年7月結成の“君ラジ”は、若さあふれるワチャワチャしたステージが魅力。昨年はTIF出場を逃し、同じ東京・お台場で開催されていた別のフェスに参加していた苦労人です。今年やっとつかみ取ったTIF出演では、1ステージごとに成長していく姿を披露。10月27日には700人規模の会場でワンマンライブを予定しており、一回り大きくなったパフォーマンスで魅せてくれるに違いありません」(前出・アイドル誌編集者)
その2組に対し、メンバー6人のうち4人がすでに高校を卒業しているというお姉さん揃いながら、デビューは今年6月と最もフレッシュなグループが「かみやど」だ。アイドル誌編集者が続ける。
「彼女たちは、人気アイドルグループ『神宿』の新メンバーオーディションで惜しくも選ばれなかった候補生たちで結成された研修生ユニット。元アイドルが2人いるほか、帰国子女や現役音大生などバリエーションに富んだメンバー構成で6人6様の魅力を発揮しています。中でもユニークな経歴を持つのが最年長21歳の藤田みゆ。工業高校出身の彼女は自動車組立工場の正社員として働き、自分一人でエンジンを手組みできるという、おそらくアイドル業界で唯一の特技を持っています。デビューに際してはけじめをつけるために退職するも、次々と偉い人が出てきては慰留されたそうですよ」
現在発売中の「アサ芸Secret! Vol.60」に掲載されている「夏フェスで飛び出したブランニューアイドル2019」特集では、これら3組を含む注目グループを紹介。リリバリは10月20日に、かみやどは12月2日に単独ライブやワンマンライブを予定しているので、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。