「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)第3話の視聴率は18.1%。多くのメディアで「さすがの高視聴率!」といった持ち上げる評価ばかりだが、1話から約1%ずつではあるが徐々に低下している。芸能ライターは言う。
「シリーズも6作目ですが、主演の米倉涼子扮する大門未知子は一貫して、恋愛への興味がなく、自身の細かい生い立ちや家族の情報など私生活がほとんど出ない印象の謎めいたキャラ。対して結婚と離婚を経験し子供もいるフリーの麻酔科医役の内田有紀、大門の親代わりのような、岸部一徳扮する神原名医紹介所の“晶さん”のコントラストが絶妙な安定感を出しています。そのうえで、大門と敵対する医師たちの配役や舞台となる病院の設定も微妙に変更してマンネリを回避する仕掛けも、効いてはいます」
かねてより視聴者からは、〈内田有紀はキレイだな~ ず~っと見ていられる〉〈大門と晶さんの掛け合いが楽しみ〉といった内容の声がしばしば寄せられたものだ。
ただ、そんな中で1点、6作目での“痛手”がシリーズ5作目まで主題歌を担当していた人気音楽ユニットのSuperflyが変更となったことではないかと、前出の芸能ライターは指摘する。
「ネットでは、《毎回主題歌であるSuperflyの歌が楽しみ!》と、6作目のシリーズ化が決まった際に、当然のようにSuperflyのボーカルの越智志帆の歌声を連想した人が多数いたようですが、放映開始後に《諸事情があるのでしょうが、主題歌がSuperflyでないのは、やっぱりラストの爽快感が違う!》といった声が見られた。Superflyの楽曲が放送中のNHK朝ドラ『スカーレット』の主題歌に決定し、かぶる形となったためにやむなく変更となったのではないでしょうか」
また、今回の3話に関しては、ゲストが少し地味だったのではないかとも。
「“失言大臣”役に大御所俳優の角野卓造が出演。さらに、サプライズでチョイ役ですが、同じテレ朝の『羽鳥慎一モーニングショー』の司会の羽鳥慎一とテレ朝社員で番組コメンテーターの玉川徹氏も引っ張りだしました。ですが、やはり、容姿端麗な女性を目玉としたほうが、視聴率的には効果的な気がしました。シリーズ化が決定した際には、ネット上では《秘書役に河北麻友子ちゃんが起用され、流暢な英語が聞けるのかなと密かな楽しみ》との声があったし、新米看護師を演じている人気急上昇中の若手女優・今田美桜には、《ナース姿が可愛すぎる!》との声もありましたからね」(前出・芸能ライター)
女優陣の存在感をいかに出していくかという要素も、今後は欠かせないようだ。
(島花鈴)