嵐・二宮和也の冠バラエティー番組「ニノさん」(日本テレビ系)が、Huluで「見逃し配信」されるという。11月17日の放送終了後から配信がスタート。以後毎週、追加配信される。
「見逃し配信が決定したのは『ニノさん』だけでなく、同じ日テレの中居正広の冠番組『新・日本男児と中居』が11月9日、関ジャニ∞・村上信五がマツコ・デラックスとMCを務める『月曜から夜ふかし』が11月4日の放送終了後からの見逃し配信が同時発表されています。これらの番組は、これまでジャニーズアイドルの出演番組ということで、見逃し配信どころか番組宣伝についてもジャニーズのタレント写真を使わないなどの制限がありました。それが嵐が先陣を切ってSNSを解禁したことで、他の所属タレントにも波及する勢いです。『ニノさん』のような関東ローカルのみの放送番組も視聴可能になる。まさに快挙です。この先、日テレ系の他のジャニーズ番組、例えば、嵐の『嵐にしやがれ』やTOKIOの『ザ!鉄腕!DASH!!』なども続くことが予想されます」(テレビ誌記者)
嵐は11月3日のデビュー記念日に、SNS投稿を解禁。ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、TikTok、Weiboを同時スタートさせた。一足先に始めた公式YouTubeチャンネルでの登録者数、視聴回数はうなぎ登りの右肩あがりが続き、全世界への発信が続けられている。
「実は嵐の5人はLINEで連絡を取り合っていますが、SNSについてはほとんどやってこなかったようです。例えば相葉雅紀が11月に入って初めてインスタグラムを見たり、YouTubeに登録したりのドタバタぶり。大野智はインスタグラムで趣味の釣り情報を検索するだけです。松本潤がジャニーズJr.など後輩たちの公式動画を閲覧してアドバイスしていましたが、オンラインゲームでゲーム仲間とのチャット歴5、6年という二宮は、キーボードを打つスピードがメンバー最速ですが、投稿内容については未知数。もちろんSNS専任スタッフがいるので、運営には何の心配もなさそうですが」(ジャニーズウオッチャー)
ところが、いきなりのSNS参入で、困り果てている人がいる。嵐の年長者ファンだ。
「グループを20年も続けているわけだから、それなりにファンも年をとる。他のグループよりも嵐ファンは平均年齢が高いといわれますが、ここにきての情報過多に面食らっているファンも少なくないんです。ファンのブログでは、出演するテレビ番組の視聴やコンサート、CD購入だけでこと足りていたのに、ネット世界への参入に拒否反応を示す者もいるとか。ネットでの視聴、登録法などにまごつき、苦戦する体験談がいくつも語られています。中国のWeiboはネット上級者でも四苦八苦。相手先からの承認がすんなり受けられずに登録に手間取るなどのトラブルまで発生しています。デジタル配信で嵐の全シングル65曲が購入できるようになりましたが、CDに対する愛着が捨てられないファンもいる。いつでもどこでもすぐに購入できるものの、形として残すことが不可能で、何よりジャケ買いの楽しみやCD初回盤限定の特典もないなど残念がる声もあがっています」(芸能ライター)
嵐の年長者ファンの“嵐離れ”を招く事態に発展するのか。
(塩勢知央)