今なお「NHK紅白歌合戦」への期待は、暮れが近づくにつれて高まる。
「特に昨年、平成最後となった紅白は『21世紀で最高の出来栄え!』と内外から高い評価を得た。御大・北島三郎の特別枠での復活、国民的ヒット曲だった『U.S.A』を引っさげての『DA PUMP』の復活、若者人気が高い米津玄師とあいみょんの初出場、そしてユーミンも巻き込んでのサザンオールスターズのステージが、まさしくカオスの状態でインパクトを与えた」(スポーツ紙放送担当記者)
では、令和初となる今年の紅白の「初出場の目玉」は誰になるのか?
「筆頭は、ストリーミング再生が断トツの『Official髭男dism』でしょう。NHKの『あさイチ』で歌った実績もあり、関係は良好。さらに、2月発売の『白日』がロングセラーを続ける『King Gnu』も、メンバーの井口理がNHKのドキュメンタリー番組でナレーションを務めるなど、下準備は万全です」(音楽ライター)
アイドル系ではデビューから3作連続でチャート1位を記録した「日向坂46」も候補になりうるが──。
「ただ、坂道シリーズとしては『乃木坂46』『欅坂46』もいて、いずれも落選は考えにくい。そうなると3組は枠として多い印象になるので、むしろ日韓混成グループの『IZ*ONE』のほうが確率は高いかもしれません」(アイドルライター)
そして本当の目玉となるのは、長いキャリアと圧倒的な累計セールスを誇る「大物の担ぎ出し」だろう。
「スピッツの『優しいあの子』は、NHK朝ドラ『なつぞら』の主題歌になったことで、その実力が改めて再認識された。大ヒット曲『ロビンソン』や『チェリー』を含むメドレーとなれば、かなり話題となるはず。そして、NHKは毎年のようにラブコールを送っている竹内まりやも、今年は何度か特番が組まれた。3枚組ベストアルバムもチャート1位に輝き、今年を逃したらチャンスは遠のくので、NHKは全力で交渉に当たると思います」(前出・音楽ライター)
視聴者の誰もが納得する“豪華ラインナップ”を願いたいものだ。