大みそかに放送される「第70回NHK紅白歌合戦」に12回目の出場が決まっているAKB48。ファンの間では出演メンバーがどんな顔ぶれになるのかが話題となっている。ここで注目されるのが、“支店”と呼ばれる他の48系グループから参加するメンバーがいるかどうかだ。
AKB48の支店は現在、名古屋のSKE48、大阪のNMB48、福岡のHKT48、新潟のNGT48、そして瀬戸内のSTU48と全部で5グループが存在(海外の支店グループは除く)。これまでの紅白出場では、一部の支店メンバーがAKB48の枠で出演していた例もある。だが今年は、本店ことAKB48の所属メンバーのみになるとの観測が根強いというのだ。アイドル誌ライターが耳打ちする。
「今年はNGT48で発生した騒動がまだ解決したとはいえず、仮にNGT48から誰か出演することがあれば、批判にさらされることは想像に難くありません。とはいえNGT48のメンバーだけを外すと、今度は《NGT48にやましいところがある》と認めた形となってしまい、それもできない話。そのため、支店からは誰も出演させないのが、最善策と言えそうです」
そういった内部事情に加えてもう一つ、AKB48の出演人数を増やせない理由もあるというのだ。アイドル誌ライターが続ける。
「今年は坂道グループから乃木坂46、欅坂46、そして初出場の日向坂46と、3組すべての出演が決まっています。これらのグループでは総勢90名近くに及ぶ在籍メンバーを全員出演させる可能性が高い。一方、紅白での46/48系グループは大人数ゆえにNHKホールの楽屋は使えず、隣接するNHK放送センター内の収録スタジオを控室代わりに使うのですが、それでも収容人数には限度があります。そのため今回、AKB48からの出演人数はかなり絞られると見るのが順当でしょう。ただでさえ研究生を含めて100人以上が在籍していることもあり、そこから絞り込んだ“紅白選抜”を送り込むのであれば、支店のメンバーが出演する余地はなさそうです」
AKB48のメンバーにとっては、在籍さえしていれば日本武道館や東京ドームといった大会場のステージに立てるのが大きな魅力の一つ。しかし紅白におけるNHKホールのステージは、そういった大会場とは事情が異なるようだ。
(金田麻有)