2009年1月に結婚、13年12月に離婚した、元夫の高城剛氏との出会いは、沢尻エリカ容疑者に大きな影響を与えたことは間違いがない。
「当時から現在まで、沢尻容疑者の音楽や映画の好みはもちろん、思想に至るすべてが、思いきり高城氏の影響を受けており、ほぼ受け売りといってもいい内容が非常に多いですからね。沢尻容疑者が前事務所を解雇された経緯は、事務所が行なった薬物検査に“クロ判定”が出たためと伝えられています。しかし、彼女がそれでも改める様子がなかったのは、その薬物については解禁論者である高城氏から得たポジティブな知識があったことが影響していたことは、想像に難くありません」(芸能レポーター)
実際、高城氏は現在も、その薬物に関して日本製の育成栽培を提案し、セキュリティ完備のビルの中での水耕栽培など、具体的な方法などについても積極的に発信している。
ただ、だからといって高城氏が沢尻容疑者を薬の道に誘ったのかというと、それはまったく違うだろう。
「離婚のドタバタの中でも様々に報じられていた、沢尻の薬物疑惑に対し、高城氏は、『ボクはエリカに何度も(薬物から)立ち直るよう説得してきました』と話し、なんとか更生させようとロンドンの代替治療施設に通わせたこともあったと明かしていました。自分に後ろ暗いところがあれば、とてもではありませんが、こんなことは明かせませんからね」(前出・芸能レポーター)
結局は、ストレスや甘い誘惑に簡単に負けてしまう弱い自分を隠そうと、強い“エリカ様”を必死で演じてきたのが、「沢尻エリカ」という女優であった─そういうことなのだろう。
(露口正義)