NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演予定だった沢尻エリカ容疑者の代役に、川口春奈が起用されることが発表された。11月24日放送のバラエティ番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、川口の起用理由について話題があがったという。
「当初、一部メディアでは代役女優の条件として、乗馬や時代劇出演経験が必須だと報じられていました。しかしフタを開けてみれば、時代劇未経験の川口が抜擢。これに関して、『サンジャポ』に登場したコラムニストの山田美保子氏は、過去に出演した川口のドラマが関係している可能性に言及しました。川口は3年前、NHK BSプレミアムで放送されたドラマ『受験のシンデレラ』に出演しているのですが、NHKは昨今、自局のドラマに出演した女優を育てていくという傾向があるそうで、それが今回の起用につながったという見方があるようです」(テレビ誌記者)
NHKは今回、川口の起用理由について「確かな演技力があり、戦国武将の娘としての気高さと強さを表現していただけると考え、お願いすることになりました」と発表している。しかし11月25日発売の「週刊ポスト」によると、ある別の事情も絡んでいた可能性があるという。
「これまで大河から降板した俳優はいましたが、記事によると、NHKが代役を選ぶ際、2つの傾向があるのだとか。まずはスケジュールが空いていること。そしてもう1つは、降板した俳優よりも、代役は“格下”もしくはベテランが選ばれやすいのだそうです。なぜなら再撮影になると、他のキャストへの追加ギャラだけでなく、セット立て直しなどで経費も発生するため、NHK側は、なんとかして代役のギャラを下げたいという思惑があるようです。今回、30代女優でなく24歳の川口に白羽の矢が立ったのも、そういった事情が関係しているのかもしれません」(前出・テレビ誌記者)
とはいえ、川口にとっては大きなチャンスとなった大河への出演。今回の参加を機に、女優として飛躍していってほしいものだ。