芸能

沢尻エリカは「薬物売人の広告塔」だった(1)クラブでのクスリの隠し場所

 薬物摂取のフルコースで常習者ぶりを供述していた沢尻。その悪名は「薬物売人」たちの知るところとなり、周辺にはドラッグ漬けの人物が群がっていたのだ。

「以前からドラッグの噂がある沢尻を警戒して、逮捕前には出入り禁止にするクラブもあったほど。それでも有名人が常連のイベントとなれば、それ目当ての客も数多く集まってくる。正直、周辺には薬物を扱うプッシャーや常習者が取り巻いていたんです。いわば、彼女はドラッグ業界の広告塔だったんです」

 そう語るのはドラッグ事情に詳しい捜査関係者だ。

 逮捕直前まで渋谷のクラブで踊り明かしていた沢尻は、界隈でもその乱痴気ぶりは際立っていたという。

「逮捕前にいた『W』のほか『V』など、沢尻は渋谷のクラブではいわば常連客だった。店ではVIPルームに通されるが、一般客のいるカウンターでも人目を気にせず泥酔することもたびたび。ノリは外国人のようなテンションの高さだったけど、他の客に迷惑をかけることはなかったので、クラブ側から丁寧に扱われていたよ」(クラブ常連客)

「昼の顔」としては初出演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」での帰蝶役として収録を進めていた沢尻だが、「夜の顔」は渋谷クラブの夜の蝶として、週末ともなると毎週のように羽を伸ばしていたというのだ。

 スポーツ紙芸能デスクが語る。

「大河ドラマなど大きな仕事を収録している間は、所属事務所が夜遊びなどを禁止するのが普通だが、彼女は完全に治外法権でやりたい放題だった。というのも沢尻は事務所のトップともツーカーの間柄で、マネージャーレベルでは軽口も叩けないほどの特別な存在。現場のスタッフは腫れ物に触る感じで、傲慢なエリカ様に誰も注意することができませんでした。ただ、沢尻のほうは信頼できる身近な事務所スタッフがいないため、孤立していたのも事実」

 その孤独を埋めるかのように、プライベートで全幅の信頼を置いていたのが、クラブでイベントを主催するXという女性だった。沢尻とは一回りほど年齢が違うだけに、姉御的な立場として、仕事やファッションのコーディネートを指南するなど、まさに公私におけるアドバイザーのような存在だったという。社会部記者が内情を明かす。

「Xにとっても沢尻は広告塔として欠かせない存在でした。カリスマ女優の沢尻がイベントに参加するとなれば、集客はもちろん、場所を貸す大箱クラブやイベント会場も三顧の礼で彼女たちを迎えていた。ここ数年、Xのイベントの規模が急激に大きくなっていったのも、沢尻なしでは考えられない。しかしその反面、沢尻がイベント中にガンギマリで酩酊していたことがたびたび目撃されるようになり、会場内でMDMAなどのドラッグが蔓延していると指摘するクラブ関係者もいたようです。すると口コミでドラッグを求める客や売人も周辺のラブホテル街で売買を始めるなど、かなり危ういイベントとしてクローズアップされていました」

 いわば沢尻とイベント主催者Xは「持ちつ持たれつ」の関係として、業界でもよく知られていたのだ。

 ところが、このXとの蜜月が捜査当局の格好のターゲットになったのも事実である。捜査関係者によれば、

「このXの周囲には、ドラッグ関係者とみられる怪しい人物が数多くいる。XのSNSでは沢尻との食事会の写真が公開されているほか、業界では有名な音楽関係者Zとのツーショットもアップされているんです。そして実はこのZこそが、数年前にコカイン所持で逮捕された人物。彼を中心としたサークルの間には、薬物常習者が複数いて、当局では『売人に近い人物』という位置づけで現在も捜査を続けています」

 ここに沢尻への薬物密売「窓口」があったのだ。

 しかもドラッグパーティーの評判が立ったことで、前述したように渋谷のラブホテル街には怪しげなシャブの売人が路上に立つなど、異様な雰囲気に包まれていたという。

「沢尻逮捕の前週に逮捕されたKAZMAXというユーチューバーも、同じクラブ近くの駐車場で匿名の通報を受けた渋谷署の署員に逮捕されましたが、この界隈は、クラブに出入りする不特定の男女にドラッグやシャブを売りつける売人が出没していて、たびたび大捕り物になっている。当然、マニアックなパリピはドラッグ目当てにこの場所に現れるのが常態化していた。逮捕前日の沢尻はアルコールのみで、ドラッグはキメていなかったようですが、別の日には関係者からドラッグを入手し、その場でキメることもあったといいます」(捜査関係者)

 まさに沢尻の常連パーティーの夜は、そこらじゅうでクスリに飢えた客も入り乱れ、シャブを飛ぶように売りさばけるというのだから逮捕も時間の問題だった‥‥。

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