11月18日の「サンケイスポーツ」が、法律違反の合成薬物の所持容疑で逮捕された沢尻エリカ容疑者の出演予定だったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に関する情報を掲載。記事によると、沢尻容疑者の代役を立てて撮り直すことが決定したという。
「サンスポによれば、すでに大河は10話まで撮影済みで、今からの取り直しは時間が足りず、最悪、放送を延期する可能性があるそう。それでも代役を立てて調整するようですが、女優の必須条件として、時代劇経験が豊富で、所作などが身についていること。そしてドラマで登場する乗馬シーンもこなせる人物でないといけないようです」(芸能記者)
そんな沢尻容疑者といえば12年、「週刊文春」がイニシャルや疑惑でなく、実名で彼女の植物由来の法律違反薬物の使用を断定的に報じていた。それだけに大河ドラマファンからは「なぜ彼女を起用したのか」「身辺調査はしなかったの?」と批判の声も飛び交っている。
今回は、脚本家の信頼を得ていたことが起用につながった可能性もあるという。
「『麒麟がくる』の脚本家・池端俊策氏は12年~13年、沢尻容疑者を主演に迎えたドラマ『悪女について』や『時計屋の娘』(いずれもTBS系)も執筆しています。特に『悪女について』は、沢尻容疑者の熱演もあってか芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するほど高い評価を得ました。彼女は過去に黒い疑惑があったものの、近年多くの作品で実力派女優として活躍していましたから、成長した彼女ともう1度タッグを組みたいという思いがあったのかもしれません」(前出・芸能記者)
はたして「麒麟がくる」は、どのような形で放送となるのか。沢尻容疑者の失った信用は計り知れない。