12月21日、「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演した明石家さんまの発言が、物議を醸している。
パーソナリティーのさんまはこの日、ゲストの藤本美貴がYouTubeチャンネルを開設したという話を皮切りに、芸能人のYouTube進出について言及。「YouTubeがテレビの人間にとっては敵なんですよ」としながらも、周囲の芸人について「やっぱり今はYouTubeかっていうことで、そこで成功すればっていうのもあるからな」と、最近では一定の理解があることを示した。
しかし、批判が殺到したのはここからだ。それぞれ闇営業問題と税金の申告漏れで謹慎中の雨上がり決死隊の宮迫博之とチュートリアルの徳井義実の名前を挙げ、「『テレビ出されへん』とか『まだ早い』とか復帰がどうのこうの言うけど、アイツらも生活があるから。その点はやっぱり、こっちは口出しできない」「『生活あるんです』言われたら、もうお前の好きなようにやれとかいうことになる」と、2人がYouTubeなどで生活費を稼ぐのなら仕方がないとしたうえで、「ネットで批判してる人らが、小遣い送ってあげてほしいねん」「『出んなボケ!』(復帰は)『早いわ!』とか偉そうに言ってるやついるんやったら、(ライブ配信サービスの)SHOWROOMみたいなやつに、100円でもええから『文句言うて100円』とか『悪口言うたら200円』とか決めといたらええねん」と、暗にトラブルを起こした2人への逆風に苦言を呈したのだ。
「これに《自業自得の2人なのにフォローする意味がわからない》《食えないなら仕事なんて他にもいろいろあるだろ》、さらに《最近のさんまはどんどんズレてる》とした指摘が殺到しているんです。吉本興業のゴタゴタから、さんまは後輩芸人を擁護する姿勢を貫いていますが、今回の発言でも最初はさんまなりのジョークと思い聴いていると、少々本気混じりのテンションで、ムリクリな持論を展開し批判を浴びる。謹慎中の芸人の状況が思うように進展しないことへのイラ立ちが垣間見えますね」(夕刊紙記者)
そんなブーイングを浴びるさんまの姿は、あまり見たくないのだが。