「逃亡先」のレバノンで日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告=会社法違反(特別背任罪)などで起訴=が沈黙を破り、記者会見の場で口を開いた。
自身の潔白を主張しまくり、古巣の日産への恨み節などをぶちまけたゴーン被告だが、水面下では「爆弾手記」の準備を進めているというのだ。
その驚くべき中身とは──。
「接見した弁護士から『細かな内容を書くように』と指示され、拘置所での検察官とのやりとりだけではなく、その時に感じた憤りや妻への気持ちをノートに綴り、弁護士に報告。保釈後も裁判所に提出するための『日報』もかなり詳細に記載しています。この中で日々の活動を書くとともに、ゴーンがかなり気にしていたのは、外出時についてくる『尾行』の存在でした。実際には日産側が派遣していた警備の人間だったのですが、ゴーンは『日本の司法が常に監視している!』と弁護団にその正体を告発するように依頼していたとか。こうした『身のまわりに起きた脅威』なども合わせ、手記の発表をレバノン人の知人に話していたのです」(全国紙司法担当記者)
手記を発表した後には映画化も画策しているようだ。
ハリウッド映画の有名プロデューサーとの“密会”や、ネットフリックスの独占契約を結んだことまで報じられている。
「ゴーンが考える映画のイメージは、95年に公開された映画『告発』(ワーナー・ブラザーズ)です。アルカトラズ連邦刑務所で受けた虐待を告発し、閉鎖まで追い込んだ実話で、理不尽で不遇な時を過ごす自分と照らし合わせているのでしょうか」(前出・記者)
主人公のゴーン被告が世界に向けて日本の司法制度を糾弾。そのエンディングも気になるところだが、一方で、レバノンでは過激派の「暗殺部隊」が始動しているという情報まで飛び出して──。
その理由も含め、1月14日発売のアサヒ芸能1月23日号で特集されている。