以前から知られてはいたが、最近ますますバラエティ番組での猛毒発言でブレイク中なのがバイオリニストの高嶋ちさ子だ。
「男はみんなバカ!」
「人間が小さい!」
ズバッと手厳しい猛毒発言は他の生ぬるいタレントを圧倒。もはや本職がバイオリニストであることを忘れてしまうほどバラエティ番組に引っ張りだこの大暴れぶりだ。正月特番の「新春しゃべくり007」(日本テレビ)では、ZOZOの創業者で実業家の前澤友作氏と破局したばかりの剛力彩芽に対し、
「男は山手線みたいなもの。ちょっと待っていれば次のがやってくる」
と、ひとまず救い船を出しながらも、剛力が異性から「お前」と呼ばれるのが好きなことが判明するや、今度は、
「これ言っていい?占い師より当たるよ。“お前”と言われてキュンとするタイプは幸せになれない。過去のデータで100%男で失敗する」
と、“傷口に塩”の激辛トークを繰り広げたのだ。
芸能デスクが解説する。
「今のテレビでは女性の立場からズバッと発言できる人が少ない中、『大統領のように働き、王様のように遊ぶ』『欲しいものは早く買わなきゃ。死ぬまでの日割りが安くなる』など、唯我独尊的な名言が数多い高嶋さんは貴重な存在なんです。そもそも、小学校時代のあだ名は“デビル”、『バイオリニストにならなければ刑務所に入っていた』と自嘲する上げ下げ自在なところがバラエティ番組で重宝されているのです」
とはいえ、そもそも高嶋といえば、16年に話題を呼んだ“ゲーム機バキバキ事件”の印象が強烈だ。約束の時間を破ってゲームを遊んでいた2人の息子の3DS機をバキバキにへし折ったことからネット上は大炎上した“恐ママ”キャラだったはずだが‥‥。
そんな高嶋の風向きが変わったのが昨年12月18日放送の「1周回って知らない話」(日テレ系)。父とダウン症の姉、ちさ子の3人で長野の別荘地を訪問する家族3人にカメラは密着したのだが、まさにその道中が“修羅場”となった。父が姉に、
「お姉ちゃんが作ったカレーはまずくて食べられなかった」
と、文句を言えば、姉は施設で他のダウン症患者に手を上げたことが発覚し、
「手が当たったかもしれない」
と弁明。たまりかねたちさ子は、2人をそれぞれ、
「父は究極の偽善者。いい人に思われたい」
「姉は本当に性格がキツイ。必ずもめ事を起こす」
と、コキ下ろし、家族の恥部をさらけ出したのだ。
「番組は始終家族が罵倒しあう壮絶な中身でしたが、逆に、障害を持った家族の日常をあけすけにテレビの前でさらしたり、語ったことで、『高嶋家は何でも言い合える素敵な家族』と評価を上げた。そもそも高嶋さんは、母からダウン症の姉の面倒を見るためにあなたを産んだと言われて育てられたことを明かしてもいますが、とても姉思いな人なんです」(前出・デスク)
ハチャメチャ発言で世間をザワつかせる高嶋ちさ子は“1周回って”いい人だった!?