アイドルグループ・欅坂46のメンバー・平手友梨奈が1月23日、グループ脱退を報告し、波紋を広げている。
欅坂46は公式サイトで同日、〈欅坂46のメンバーとして活動してまいりました織田奈那、鈴本美愉はこの発表をもちましてグループを卒業、平手友梨奈はグループを脱退致します。在籍中はたくさんの応援をいただきありがとうございました。〉と発表。平手は同日夜のラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」(TOKYO FM)に出演し、改めて脱退を報告した。
「公式サイトの文面でわかるように、別のメンバー2名も卒業を発表しています。気になるのは2人が“卒業”なのになぜ平手さんは“脱退”という表現になっているのかです。欅坂46にしろ乃木坂46やAKB48にしろ、メンバーがグループを離れる場合通常“卒業”という言い方をしますから、この表現に何かこだわりがあるのかと思ってしまいます」(アイドル誌ライター)
それだけに、平手がラジオ番組でどんな発言をするのか、注目が集まっていた。平手は「こんばんは、平手友梨奈です。先ほど、欅坂46のホームページで発表ありましたが、わたくし平手友梨奈は欅坂46を離れることになりました」と報告し、続けて「その件については、今は話したいと思わないので、いつか自分が話したいと思った時に、どこか機会があればお話させていただこうかなと思っております」と、現在の心境を語った。
平手はコーナーのラストで欅坂46の「黒い羊」を流した後、「この曲は、欅坂46で『黒い羊』です」と曲紹介した後、約10秒沈黙。そしてかすかに震える声で「というわけで、私とはまた来月、この教室で、また明るくお会いしましょう。平手友梨奈でした」と、コーナーを終えた。
ネットでは〈てち、泣いてたじゃん。一体何があったの〉〈ここで『黒い羊』かけるなんて意味深すぎるよ!!〉〈グループ一番の功労者が何でこんなことになるの〉と、平手の脱退に動揺が広がっている。
「平手さんは、番組では脱退の理由については何も語りませんでしたが、『今は話したくない』という言葉に、本人の中でもまだ気持ちに整理がついてない、動揺しているという思いがにじんでいる気がしました」(前出・アイドル誌ライター)
平手はこれまで発表された欅坂46の全シングルでセンターを務めてきた中心メンバーで、他グループとは違う“クールでカッコいい”といった欅坂46のイメージを築き上げてきた功労者。脱退の衝撃は各方面に渡っている。
AKB48で唯一の“現役1期生”である峯岸みなみは同日自身のツイッターに〈脱退と卒業、表現の差になにか感じた方がいいの…?〉と投稿。お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんは同日、自身のツイッターで〈欅どうなってるしんかー!嘘でしょー!?〉と驚きを表している。
平手がグループ「脱退」を決断した真意は何だったのか。今は本人が話す気になる日を待つしかない。
(石見剣)