昨年はブレイク俳優の小手信也、お笑い芸人の千原せいじ、そして今年もイクメン俳優の東出昌大と、相変わらず芸能人の不貞問題がマスコミを賑わせている。
「東出の不貞相手だった清純派女優、唐田えりかは放送中のドラマやCMを降板。芸能生命自体が危ぶまれる状態に陥っています」(芸能記者)
矢口真里やベッキーを例に出すまでもなく、とくに女性の不貞は大きな批判にさらされ、芸能人としての商品価値を大きく下げてしまう。
しかし昭和の時代は、もっとおおらかで、ダイナミックだった。中でも、1977年1月、歌手の弘田三枝子が不貞相手の妻に刺されるという、衝撃的な事件が明らかになった。
「弘田が、妻子あるジャズギタリストSと禁断の恋に落ちたとき、なんとS氏の妻は妊娠5カ月にありました。しかも5歳の長女もいたといいますが、許されざる恋は燃え上がるばかり。妻が出産を終えても状況が変わることなく、S氏は堂々と弘田のバックバンドを務めるなどの思い切った行動に出ていました。S氏は“必ず離婚する”と弘田に約束していたといいます」(芸能記者)
そんな中、S氏の妻は弘田との直接の話し合いを望んだが、これを断られ、その10日後に果物ナイフを持って弘田のマンションに。S氏とともにタクシーで帰宅した弘田に襲い掛かり、その背中に3度にわたりナイフを突き立てたという。
「命に別状はありませんでしたが、さすがに弘田はS氏との関係を清算。芸能界からも一時的に身を引き、渡米します。不貞に懲りたはずの弘田でしたが、なんと米国でも妻子ある男性・T氏との恋で世間を賑わせることとなりました。結局、T氏が妻との籍を外さないまま、弘田は娘を出産したんです」(前出・芸能記者)
結局は、このT氏とも別れ、芸能界に復帰。現在もたくましく歌手活動を続けている。
(露口正義)