清純派女優にイクメン夫、おしどり夫婦だって安穏としてはいられない。禁断の失楽園にハマり込んでタレント生命の危機に陥った者もいれば、自虐ネタでたくましく復活を遂げた者も‥‥。いったい両者にはどんな違いがあったのか。世を騒がせた「しくじり芸能人」から成功の秘訣をイザ学ばん!
鈴木杏樹(50)と新派俳優・喜多村緑郎(51)の「ラブホ不倫」が波紋を広げている。
芸能レポーターの川内天子氏もあきれ顔だ。
「杏樹さんは清純派女優として人気があったのに、人目もはばからず海辺でハグしたりキスしたり。しかも、その後ラブホテルにまで入り、完全にイメージを覆してしまいました。本人の謝罪文では『お相手から独り身になるつもりと聞いていた』と釈明していましたが、20歳の娘ならともかく50歳になってもその言葉を信じちゃう?って拍子抜けしちゃいました。今後、再び清純派に戻るのは難しいでしょうね」
覆水盆に返らず、とはまさにこのこと。芸能人は何よりもイメージが命。商売道具をポイ捨て不法投棄したも同然なだけに、もはや重罪なのだ。
芸能界では同世代の沢口靖子(54)、鈴木京香(51)、さらには同い年の石田ゆり子、森高千里、富田靖子など五十路を迎えてなお清純イメージを残している女優が多いだけに惜しまれる。
民放ドラマプロデューサーが打ち明ける。
「杏樹さんは昨年100回記念を迎えたNHK朝ドラ『なつぞら』への出演を節目に、情報番組のレギュラーを降板するなど仕事を女優業に絞っていた。その後、昨年暮れの舞台で喜多村と共演したが、まさに女優業に本格的に邁進していこうとしたやさきに、新派俳優の口車にまんまと乗ってしまったようです。幸いレギュラーはラジオのミニ番組1本で、降板など賠償金問題にまでは発展しないでしょうが、今後、彼女がニッコリほほえむ清純派熟女役でキャスティングされることはありえません」
杏樹が密会したのは大型客船を模した白亜のラブホ。こっそり密航したつもりが、今やコウカイの真っ只中! 芸能評論家の佐々木博之氏が解説する。
「16年のベッキーのゲス不倫騒動の際も大騒動になりましたが、やはり清純派ほどダメージは甚大となります。一方、その翌年に医師との不倫が発覚した斉藤由貴(53)は、それほど糾弾されなかった」
過去にミュージシャンや俳優との不倫を報じられた「常習犯」の斉藤が許されたのはなぜか。
「謝罪会見に現れた彼女の姿は、後ろで結わいただけのボサボサの髪に胸元を開けた白いワンピース‥‥。そこはかとないエロ権化ぶりに男性取材陣はうっとりしていたほど。相手医師がパンツをかぶるのもむべなるかなと納得したものです」(佐々木氏)
斉藤は、騒動翌年の大河ドラマ「西郷どん」出演こそ辞退したものの、現在は映画やドラマでコケティッシュな五十路色香を振りまいている。天性の不倫体質は誰にもとがめられないのかも。