「ばっさー」にハマッているのは俳優陣ばかりではない。今年からレギュラー出演しているバラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」(日テレ系)の人気企画「ゴチになります」では、本田の両隣に座る岡村隆史(49)と千鳥のノブ(40)を翻弄している。
「ノブが『いい香りがする』と目を細めれば、岡村も『ヤバイ』とデレデレ。他のメンバーから『鼻の下が伸びすぎ』と指摘されるほど。昨年まで視聴率が伸び悩んでいましたが、今年は15%前後をキープしていて、スタッフも大喜びです」(テレビ誌編集者)
また、昨年5月の「ホンマでっか!?TV」(フジ系)にゲスト出演した際、辛口で知られるマツコ・デラックス(47)からも意外な一面に賛辞が贈られた。
「『電車や街中にいる赤ちゃんの相手をする派? しない派?』の問いに『しない派』と即答し、『手荷物の内容』を聞かれれば『財布と鍵、携帯が最低限あれば。今日は財布に5000円入ってます』と笑顔で回答する本田に、マツコは『いや~潔い女ねぇ。今日、印象変わったわ』と好感を持ったようでした」(テレビ誌編集者)
ものおじせず飾らない姿はCMにも影響している。
「19年は大手のアサヒビールをはじめ、軽快なダンスが人気のLINEなど8社と契約。今後、契約社数はもちろん、推定3000万円と言われる契約料のアップも間違いないでしょう」(広告代理店関係者)
モデル、女優、バラエティーと活躍の場を広げる本田だが、実は大人気ユーチューバーとしても知られている。
18年9月に「ほんだのばいく」を開設し、ゲーム実況をするや、同時間帯の視聴者数が世界1位を記録。昨年10月、さいたまスーパーアリーナで行われた「1周年記念イベント」では1万7000人が集まり、2月13日時点でのチャンネル登録者数は149万人にも上る。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏もモロ手を挙げて、
「ここまで熱烈な支持を集める理由の一つが更新の少なさ。ユーチューバーとして専念すれば、軽く1億円を稼げると報じられていますが、お金にがっついている感じがまったくなく、『ゲームが好きだから』という潔さ、謙虚さが、厳しい目を持つゲーマーの視聴者から好意的に受け取られていると思います」
あちこちで「ばっさー旋風」が巻き起こる中、本田自身は微妙な悩みを抱え始めているという。
「実は結婚願望が強くて、成人式を迎えた時に『花嫁修業しなくちゃ』と話していたほど。最近は多忙なため、結婚の目標を28歳から30歳に軌道修正したみたいですが、相手探しには慎重になっているみたいです」(スポーツ紙デスク)
昨年7月「バナナマンのドライブスリー」(テレビ朝日系)にゲスト出演した際、
「私が(結婚で)いちばん懸念するのは、こっちのお金に目がくらんで変に裕福な生活をしたがる人」
と本音を吐露、バナナマンの2人を爆笑させた。
「20歳の頃から得意料理に麻婆豆腐、パスタ、豚汁、ポトフなど、レパートリーは広い。ですが、2月10日に行われた『LINEモバイル』の記者発表会で電気圧力鍋の購入話を披露。『鍋に具材を入れるだけでできちゃう』と、ことさらに腕自慢をすることもありませんでした」(スポーツ紙デスク)
こうした謙虚で奥ゆかしい人柄が、オヤジたちの心を揺さぶるのだろう。