2月18日発売の「週刊女性」が、シンガーソングライターの槇原敬之容疑者逮捕に関連して「40周年に“泥を塗られた”松田聖子」とタイトルで強調した記事を掲載した。
それによると、今年4月にデビュー40周年を迎える松田は記念アルバムを制作中で、その目玉となるのが槇原による書き下ろしの新曲だった。ところが、今回の逮捕で企画は頓挫。企画を一から練り直さなければならなくなったというのだ。
松田だけではない。歌手の和田アキ子も被害者の1人。自身がMCを務める「アッコにおまかせ!」(TBS系)の2月16日放送回で「去年から私の新曲をお願いしていた」と明かし、「大人が歌えるミディアムテンポで優しい歌詞で勇気づけられる」という楽曲の“イメージ”まで決定していたと語った。
だが、いちばんのとばっちりを食ったのは、今年1月にソロ初のアルバム「Go with the Flow」を発表したばかりの木村拓哉だろう。このアルバムには、槇原容疑者が作詞作曲編曲した「UNIQUE」が収録されている。しかも木村は、このアルバムを引っ提げて、2月20日までソロツアー「TAKUYA KIMURA LIVE Tour 2020 Go with the Flow」の真っ最中だったからだ。
「木村はこのツアー初日にSMAP時代の『SHAKE』を披露。アンコールでは『夜空ノムコウ』を歌いました。ファンの中には『世界に一つだけの花』を熱望する声がありましたが、『UNIQUE』同様に歌唱する可能性は低いですね」(音楽関係者)
作品に罪はないというが、槇原の場合はすべて1人の作業。その楽曲をドラマや映画と同列に考えることには違和感を覚えるという声も少なくないようだ。