放送が終了した今も高い人気を誇る太川陽介と蛭子能収の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)。2月19日には第13弾がゴールデンタイムで再放送され、翌週の2月26日には第15弾が再放送された。
「この枠は『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京系)を放送していました。それが昨年末で突然終了。放送する番組がないこともあり、再放送になったのでしょう。とはいえ、もちろん、バス旅の人気が高いから再放送されたのは言うまでもありません。このまま再放送を続けてくれれば、ファンにとってはありがたいのですが、残念ながら3月4日の放送は別の番組になります」(テレビ誌ライター)
第13弾は再放送されず、DVDにも収録されていないことから「幻のバス旅」と呼ばれた。第15弾は再放送されたことがあり、DVDにも収録されている。それでも今回、再々放送されたことで、第15弾が神回であるとの認識が改めてされたようだ。
第15弾のマドンナはさとう珠緒。さとうは天然ぶりを発揮し、多くの笑いを引き起こしている。考え方や行動が蛭子に似ていることから、太川に蛭子ならぬ「エビ子」の愛称を与えられた。
「リュックサックの左のベルトが2人そろってねじれていて、太川からツッコまれていました。この奇跡のシンクロは今もバス旅ファンの間で語り草になっています。またさとうは昨年12月25日に放送されたバス旅の2度目の最終回にも、マドンナとして登場しました。なんでも蛭子が歴代のマドンナから選んだとか。これを見ても、さとうが高評価だったことがわかります」(前出・テレビ誌ライター)
さらにこの回は「バス旅初」が多かった。太川がライト付きヘッドルーペを使ったのはこの回が初めて。このヘッドルーペは後に太川の秘密兵器として、何度も登場している。
「バス停について次のバスの時刻表を見る時に地図やカバンで隠し、『せーの』で外して時刻表を見るという行動を太川たちはよくやります。それを始めたのも今回なんです。今回の旅の最後のバス停に行く前、さとうが『(時刻表を)紙で隠していっせーのせで見て、みんなでワーとか言いたい』と提案したのがきっかけ。これがすっかり定着しました」(前出・テレビ誌ライター)
盛りだくさんの内容だった第15弾。視聴率も歴代2位タイの13.2%を獲得している。ぜひもう1度、再放送してほしいものだ。