太川陽介と蛭子能収がローカル路線バスだけを使って旅をする「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が、12月25日の「太川蛭子の旅バラ」(テレビ東京系)でフィナーレを迎えた。今やテレ東の看板番組に成長した「バス旅」の終了に、別れを寂しがる声が上がっている。
バス旅は17年1月に一度終了し、太川と蛭子は引退している。この時は「日本中を旅して乗るバスがなくなったこと」「歩くことが多いバス旅を高齢の蛭子が続けるのが難しくなったこと」が理由として挙げられた。
19年に旅バラがスタートすると、バス旅が復活。蛭子の体を気遣って、バス路線がない区間に限り1万円までならタクシーに乗ってもいいというルールが追加された。それでも蛭子にはきつかったようだ。2度目の引退の理由は「蛭子が番組を辞めたがった」と番組は説明している。
「太川と蛭子が引退した後、俳優の田中要次と作家の羽田圭介が2代目として『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』を続けています。ですが、2人の評判はいいとは言えません。コンビ変更の噂もささやかれている。ただ、メンバーチェンジしてもうまくいくかどうか。そこで浮上したのが、太川と新人を組ませる案です。辞めたいと言ったのは蛭子だけで、太川はまだ元気。バス旅を続けたい考えのようです」(テレビ誌ライター)
番組のプロデューサーはスポーツ紙のインタビューに、バス旅が終了するのは残念だと答えている。続けて、太川と別の芸能人がコンビを組んでバス旅を続ける可能性についても話している。視聴者から、他の人と太川のコンビでバス旅を続けてほしいとの声が寄せられているそうで、「こちらとしてもやりたい気持ちはあります」と答えているのだ。問題は蛭子に代わる人材がいるのかどうか。蛭子ほどの人はなかない存在せず、慎重に考えないといけないとしている。
「バス旅の最終回を観ていても、太川がバス旅を続けたがっていることを感じました。具体的には説明できませんが、言葉の端々に未来を感じましたね。すぐには無理だと思いますが、いずれは太川がバス旅に帰ってくるかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
その日が待ち遠しいバス旅ファンも多いことだろう。ふたたびルイルイが地図とにらめっこしながら、ルートを模索する姿を早く見たいものだ。