新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府がイベント開催の中止・延期などを要請し、多くのアーティストがライブ開催を自粛する中、歌手の椎名林檎がボーカルを務めるバンド「東京事変」は2月29日、3月1日に東京国際フォーラムでのライブを強行し、案の定、ネット上では批判が殺到している。
「東京事変は2月27日に公式サイトで『ご来場になれない、あるいは辞退されるというお客様のため』と払い戻しは行うものの、ライブ自体は決行することを宣言しており、その通りおこなわれた形になります。当日は完全防備のスタッフがアルコール消毒の準備をして入場客を待ち受ける厳戒態勢となりましたが、会場はマスク姿のファンでほぼ満員状態となっていたことから、多くのファンが払い戻しはせず駆けつけたと見られています」(週刊誌記者)
これにネット上では、〈演者と来場者だけの問題ではない。感染拡大を助長する可能性のある行為で、批判されて然るべき〉〈政府の要請を無視したわけだから、椎名林檎には国の行事や東京オリンピックにも今後一切関わってほしくない〉〈他のアーティストが大きな損害覚悟で自粛してるのに、やったもん勝ちの身勝手バンドになった〉など、痛烈な批判が相次いでいる。
「X JAPANのYOSHIKIは3月1日にツイッターを更新し、《苦渋の決断を伴うかもしれないけど、今このタイミングで、コンサートを行う行為、及び参加は、危険な行為だと思う…全ての人々に対して》と、暗に東京事変への批判ともとれる発言をしています。東京事変は8年ぶりの再結成ライブという事情があり、ファンの気持ちを優先したかもしれませんが、それより当の本人たちの思いを最優先させたのではないか。しばらくは議論を呼びそうです」(芸能ライター)
この決行されたライブ関連で感染者が出ないことを祈るばかりだ。