人の注目を引かねばならぬ仕事ゆえ、女優よりもさらに個性的なキャラが求められる歌手やタレントたち。素顔は意外と普通? それとも‥‥。
*
まずは、男性から絶大な人気を誇る椎名林檎(34)。人気の秘密は独特の世界観にあるが、私生活ではそれに拍車がかかっているようだ。カルチャー誌編集者が明かす。
「とにかく同業者からモテる。でも性格はイメージ以上に破天荒で、他人の家庭に荒波を立てることで有名。以前、某有名男性ミュージシャンと彼女が飲んでいるところにわざわざ彼の奥さんを呼び、イチャイチャを見せつけ修羅場を演出。奥さんは怒り狂うわ、彼女は笑っているわでスゴかったですよ」
また、紅白にも出場し、老若男女から好感度抜群。今やNHKお抱えのグループとさえ言えそうないきものがかりの素顔は、そのほのぼのした雰囲気とはずいぶん違うようで‥‥。
「紅白初出場の08年の頃は物腰も低く、放送後の打ち上げではお酌要員扱いでした。しかし昨年は、こちらには見向きもせず、大物感出しまくり。その変わりように驚いたというか、ガッカリというか‥‥」(音楽ライター)
バラエティをにぎわすタレントはどうだろう。昨今、出演番組を軒並み増やしているものまね芸人・福田彩乃(24)も、キャラ格差が顕著な一人だという。
「キャラというか、もはや勘違い。例えば、食べ歩きロケの際には突然、『日焼けするとドラマに響くから』と発言。進行を変更せざるをえなくなり、待たされる他の芸人たちから『何のために現場に来てるんだ』と苦言を呈されていました。また、カメラが回っていないところでは共演者と距離を置き“女優オーラ”を出すのに必死です」(テレビ局関係者)
同様に出まくりタレントの芹那(27)は、そのアニメ声とおバカな雰囲気が売りだが、素顔とのギャップを制作会社ディレクターが指摘する。
「意外と知られてませんが、学校では常にトップクラスの成績だったという秀才。現場でも隅々まで計算しています。テレビでのパンチラギリギリの衣装は本人の要望で、モデルと共演する際には比較されるのが嫌だとの理由で、『脚出しNG』を要求するプロフェッショナル。別に嫌みはありませんから、頭がいいんでしょう」
芹那とは対照的に、才女が売りの眞鍋かをり(32)の素顔はというと‥‥。
「男性芸能人やスタッフの生年月日や血液型、趣味嗜好を聞き込み調査して集め、品定めするのが趣味のようです。それで顔もデータもタイプの男性がいれば、たとえADでもぐいぐいアプローチする超肉食系。インテリイメージ? う~ん、ないです(笑)」(ヘアメイク)
さて、関係者の間でキャラ格差が“鉄板”と言われているタレントといえば、群を抜いているのが小倉優子(29)だ。彼女をよく知る芸能記者が言う。
「頭の回転が速く、しゃべり方も機敏というのは有名。また、結婚前の話ですが、取材開始時間になると、『今はそういう気分じゃないから』とどこかに行ってしまうことがよくあった。どうやらトイレで一服してくるようです。戻ってきた時には“ゆうこりん”に変わってますから、メリハリが効いています(笑)」
対照的に、素顔もほとんど変わらないと評されるのがYOU(48)だ。
「ふだんも『何でも知っている姉さん』と慕われています。でも、それが作り話なことも多く、『あのコは二股かけている』『あのコはあの男の愛人』などとオモシロおかしく言い、現場を盛り上げていますが、迷惑を被っているタレントもいるそうですよ」(テレビ局関係者)
やはり売れっ子は一筋縄ではいかない?