世界中に感染が拡大する新型コロナウイルスで、感染源となった中国を含むアジアの人々が「差別」の対象となっている。その差別はネットにも広がっており、人気グラドルのRaMuもその差別を向けられたというのだ。
RaMuは2月29日、スマホアプリの「TikTok」で公開した動画に海外から大量のコメントが寄せられた件について〈どうやら私、コロナウイルスって呼ばれてるっぽい〉とツイート。〈TikTokでもアジア差別起きてるんか…?めちゃくちゃ悲しいんだけど〉とツラい体験を綴っている。
「RaMuは日本語翻訳されたコメント欄のスクショをアップ。そこには《コロナウイルスのジョークは面白かった》《コロナウイルスの母と思った甘い女の子》といった言葉が見受けられます。彼女のTikTok投稿には普段、数十~数百件程度のコメントが付くのに対し、今回の動画には1800件ものコメントが寄せられ、そのほとんどが海外からのもの。そこに《コロナウイルス》といった文字が並んでいるのですから、RaMuが心を痛めるのも無理はないでしょう」(芸能ライター)
ただ、コメントがやたらと多かったのは、決してコロナウイルスが理由ではないという。RaMuは今、TikTokで大流行している「Patatak」という曲に合わせて、その歌詞を耳コピで歌った自撮り動画を投稿。その動画が海外で人気を呼んでいるというのだ。
「この曲はもともと『Kulikitaka ti』(クリキタカ・ティ)というドミニカの国民的なヒット曲。それを彼女は耳慣れないスペイン語のためか『トテテタカティ』と間違った歌詞で歌っています。それがスペイン語圏の人たちには《日本人の可愛い女の子が私たちの歌をたどたどしく歌っている》と映るため、おもしろがられているのです。本来なら国際交流とも言えるコメントがたくさん付いているのですが、一部の心無い人たちの差別的コメントのせいで、RaMu自身が悲しい思いをしているのは本当に残念なことです」(前出・芸能ライター)
多くの外国人からは「la amo!」(大好き!)や「おもしろいよ、いい仕事だ」といった絶賛の声が寄せられている。RaMuにはぜひ、これらのポジティブなコメントで明るい気持ちになってもらいたいものだ。
(金田麻有)