バストトップばかりが注目されがちな邦画のベッドシーンだが、実は無防備なヒップをさらしている美女優は、こんなにもいるのだ。映画評論家・秋本鉄次氏の眼が光る珠玉の濡れヒップ6選を以下に!
ここ数年、脱げる女優として独走状態の二階堂ふみ(25)だが、「リバーズ・エッジ」(18年、キノフィルムズ)でバストを解禁する前は、激しくヒップをアピールしていたのだ。
「特に映えたのは『この国の空』(15年、ファントム・フィルム)。暗がりの中、こちらに背を向けて全て脱いだ姿で水浴びをするシーンがあるのですが、くびれた腰から下にかけての曲線たるや!」
秋本氏によれば、彼女は一見、小柄だが、ヒップは「ボリューミーなプリン」タイプだといい、「肉感的で非常に形がいいですね」という。巨胸だけではないのだ。
そんな二階堂と「人間失格 太宰治と3人の女たち」(19年、松竹)で共演した沢尻エリカ(33)は、法律違反の薬物を巡る取締法違反で逮捕、活動休止に追い込まれたことが悔やまれるほどの芸術的ヒップの持ち主。同作では小栗旬とマッパの立ち姿でカラみ、西洋の絵画のように柔らかそうな美ヒップを見せている。
妊娠を発表した橋本マナミ(35)は、「光」(17年、ファントム・フィルム)での熟ヒップで存在感を発揮した。
「夫役の瑛太と、昼下がりの情事でカラダを濡らします。古ぼけた畳の一室で言葉責めをされたり口技をさせられたりと、刺激的なシーンを経て、彼女は立ち上がり、画面いっぱいにヒップを見せるんです。その熟し始めた貫禄たるや、かぶりつきたいほどでしたね」
進化した「人妻ヒップ」もぜひ拝んでみたい。
“日本でいちばん艶っぽいカラダ”を自称する佐々木心音(29)は、映画でも完璧な美巨胸とフィギュア顔負けの美ヒップをさらしている。話題作「娼年」(18年、ファントム・フィルム)ではさらにエッセンスが加わり、ヒップがエロスで彩られているのだ。
年が離れ、男性機能を失った夫(西岡徳馬)の要望で、彼の前で松坂桃李と交わるる佐々木。バックから激しく突かれるたびに豊かなバストがゆさゆさと揺れ、さらに言葉責めされながら、「パンッ!パンッ!」と腫れ上がるほど叩かれる佐々木のヒップは、みごとに赤く染まっていた。
「佐々木のヒップはもともとかなりの迫力。それがスパンキングされたことでさらにボリュームが強調され、非常に艶めかしく仕上がっていました」
カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いたことで、「世界に認められたヒップ」と言っても過言ではないのが「万引き家族」(18年、ギャガ)での安藤サクラ(34)だ。
リリー・フランキー演じる夫と、夏場にもかかわらず空調の効かない生活感匂い立つ自室で、肉欲を貪り合う。シミーズから透けるヒップや、寝バックでリリーを受け入れるヒップに、秋本氏も「あれは、猥褻だった」と息を飲む。
「湯気が立っていると感じるほど熱気を帯びた」安藤のヒップも、「非常に艶めかしくて、忘れられません」としたうえで、観賞用の美しいヒップもいいが、安藤のような「男女の営みの中で映える人間味のある」ヒップも「なかなか見応えがあります」とのことだ。
最後は、最年長・浅田美代子(64)が「エリカ38」(19年、KATSU-do)で披露した完熟ヒップ。罪を犯し、逃亡先のタイで出会った美青年と、男女の営みに明け暮れて性に目覚める役どころの浅田。豪邸の廊下に手をつき、青年から腰を打ちつけられる立ちバックシーンでのヒップからは、「日常を忘れるために、のめり込んでいる貪欲さや切実さが漂っていました」
ヒップは口ほどにモノを言うのだ。