3月25日、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)の第12弾が再放送された。この再放送は太川陽介がおすすめの回をピックアップしたもので、すでに第13弾と第15弾が放送されている。番組の冒頭で太川がなぜこの回を選んだのか、見どころはどこなのか解説する映像が追加されている。
今回の解説で太川は第12弾の「伝説のシーン」に触れている。それは太川が蛭子能収にガチギレ。口論になった場面だ。
愛知県の弥富駅でバスを待っていた時のこと。この後のバスの乗り継ぎを教えてもらったものの、太川はそれを忘れてしまい、蛭子とマドンナの加藤紀子に覚えていないか問いかける。すると蛭子は「太川さんがちゃんとメモってると思った。もう信じられない」と小馬鹿にしたように笑いながら言い放つ。自分のことを棚に上げて批判した蛭子に太川はマジギレ。「ボク、それすごく腹たってる」と明かした。
加藤が間に入り「太川さん1人にゆだねるのはよくない。みんなで覚えよう」と提案。すると蛭子は「太川さん1人じゃ心配だな」とポツリ。この言葉で太川は完全にキレて、「今回最後にしよう。最終回です」と言い出した。
「太川は大人ですから笑顔で対応していましたが、目は笑っていませんでした。バス旅で太川が蛭子に対してイラ立つ場面はよくありますが、ここまで怒ったことはありません。生駒里奈に怒ったことがありますが、それもここまでではなかった。それでバス旅ファンの間では語り草になっています」(テレビ誌ライター)
解説映像で太川は「蛭子さんのちょっとした一言でプチってキレた時でした。ちょっとやりあっちゃいました。たぶんこれがきっかけでボクと蛭子さんは『実は仲が悪いんだ』と言われ始めたきっかけの回でございます。放送ではたぶん30秒ぐらいですけども、実際には5分ぐらいやりあってました」と明かしている。
これにバス旅ファンから「5分もケンカしてたのか」「かなりやりあってたんだね」と驚きの声が上がった。
「5分もやりあっていたとは本当に驚きです。太川は冗談のように『最終回です』と言ってますが、本気だったのかもしれません。もしあの時、蛭子が『ダメだよ。仕事なくなっちゃうよ』と言わなければ、第12弾で終わっていたのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
太川と蛭子は名コンビと呼ばれるまでになるが、その裏にはこんな危機があったのだ。