桜の下で笑顔を見せる1枚の写真が波紋を呼んでいる。
ライトアップされた桜の下で、芸能人の姿も見える総勢13名の中央でほほ笑んでいるのは、安倍晋三総理の妻・昭恵夫人。コロナ禍が広がる3月下旬、昭恵夫人が私的な“桜を見る会”を楽しんでいたと3月26日、「NEWS ポストセブン」が配信したのだ。
この報道に対してネット上では「ファーストレディの自覚に欠ける」「亡くなった赤木さんが気の毒でならない」など、昭恵夫人に対する辛辣な意見が飛び交っており、中には「ワーストレディ」とヤユする声も。
「昭恵夫人は、森友学園が2017年4月に開校予定だった『瑞穂の國記念小學院』の名誉校長を務めていました。その森友問題を巡り、自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さん(享年54)の手記が報じられ、疑惑が改めて注目されている渦中なのに、お花見とは。しかも今は、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止しようと、小池百合子東京都知事が花見の宴会などの自粛を要請している最中。あきれてものが言えないとはこのことですよ」(政治部記者)
この一件に対して、安倍総理は「都内のプライベートなスペース、レストランであったということで、知人と会合を持った際に桜を背景に記念の撮影を行ったということだ。東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行なっていたという事実はない」として、火消しに躍起だ。
安倍総理にとっては、昭恵夫人の浮世離れぶりも悩みの種なのかもしれない。