現在放送中の「エール」の前クールのNHK朝ドラ「スカーレット」で、伊藤健太郎演じる川原武志と心を通わせる「石田真奈」を好演した松田るか。真奈は、明るくけなげで芯の強い「普通の女の子」だったが、実は「女優にとって普通の女の子を演じることは、エキセントリックな女の子を演じるよりも逆に難しい」(ベテラン芸能記者)といわれている。
松田はこれまで、2016年放送の「仮面ライダーエグゼイド」(テレビ朝日系)では2つの顔を持つヒロイン・仮野明日那/ポッピーピポパポ、2018年1月期放送の「賭ケグルイ」(TBS系)では生徒会役員の皇伊月など、特殊で印象的なキャラクターを演じることが多く、ファンの間では「普通の女の子」を演じられるか不安視されていた。だが、だが、その不安は、杞憂に終わったと言えるだろう。
「沖縄出身で目鼻立ちがはっきりした松田は、表情の変化が視聴者に伝わりやすく、武志の言葉に一喜一憂する乙女心をみごとに演じていました。朝ドラで脇を固めていた女優は、のちにブレイクするという定説があり、現在活躍中の高畑充希、吉岡里帆、有村架純、松岡茉優らも朝ドラでわき役を務めてからブレイクしました。松田も彼女らのように今後ブレイクする可能性を感じます」(女性誌記者)
次に松田を目にする時は、どんなキャラクターを演じているだろうか。