テレビ各局が新型コロナウイルスの対応に苦慮している。
ロケが困難となったことで、TBS系「半沢直樹」など注目のドラマの放送スタートが延期に。スタジオ収録のバラエティ番組でも、多くが収録を中止していることから、過去の総集編を放送せざるを得ない事態に陥っている。そんな中、フジテレビで今クールからスタートした新番組が“良からぬ形”で注目を集めている。
その番組は4月15日に初回が放送されたバラエティ「突然ですが占ってもいいですか?」だ。番組タイトルの通り、木下レオンら有名占い師が街中で一般人に「占ってもいいですか?」と声をかけ、実際に占うという「占い突撃バラエティ」である。同局関係者が語る。
「斬新な企画で局内での期待も非常に高かったのですが、緊急事態宣言が発令されたことで、どうあがいても収録が不可能になってしまった。いまだコロナ収束の兆しが見えないことによって『収録のストックが切れたらいったん放送中止にせざるを得ない』と言われているんです」
さらには「不名誉すぎる異名」まで。
「始まったばかりで窮地に追い込まれた同番組について、局内の一部では『開局以来“最も不運な新番組”』と呼ぶ声もあるんです。『占い番組』にあるまじき不名誉な異名ですよ」(前出・関係者)
「フォーチュンウォッチャー(幸せ見届け人)」として番組のメインキャスターを務める俳優・沢村一樹、女優・水野美紀、モデルの「みちょぱ」こと池田美優も、そして、占い師でも予測不能なコロナ禍であった。
(牧マコト)