NHKの桑子真帆アナにとって新型コロナウイルスは、二つの影響をもたらしているようだ。ひとつは俳優・小澤征悦との熱愛が報じられた際に、大きな批判を浴びたこと。外出自粛が求められる中、ステイホームせずにノーマスクというNHKアナとしての自覚に欠ける行動で悪目立ちしてしまったのである。
一方で、以前から噂されるフリー転身に際しては、この新型コロナ禍がプラスに働くかもしれないというのである。小澤との熱愛が報じられる前から業界内では、フリー転身後に“あの席”が確約されているのではとの噂でもちきりだったという。
「夕方の報道番組『Live News it!』(フジテレビ系)にて、メインキャスターの座が約束されているというものです。現在はカトパンこと加藤綾子がその役目を務めていますが、視聴率は2~3%台と超低空飛行。そのためフジテレビでは加藤を降板させて桑子アナを後釜に据えると言われています」(テレビ関係者)
ただ、加藤のクビが危ういというのは以前から聞かれる話。そこになぜ新型コロナが関係してくるというのか。
「最近のニュースが新型コロナ一色になるにつれ、カトパンが、いかに報道番組に向いていないのかが浮き彫りになってきました。華やかさではテレビ業界随一のカトパンですが、新型コロナ関連の重いニュースでは、彼女がどうしても醸し出してしまう“軽さ”が裏目のマイナスに出てしまい、《深刻さが伝わってこない》と評判はよくないんです。局アナ陣で固めている『news every.』(日本テレビ系)や『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)、そしてホラン千秋の評判が良い『Nスタ』(TBS系)には敵わないのも当然かもしれません」(前出・業界関係者)
そこでフジテレビが求めているのが、重いニュースでもしっかりと伝えられる実力派のキャスターだというのである。
「桑子アナは昨年まで『ニュースウオッチ9』、そして現在は『おはよう日本』のキャスターを務めており、実績は十分。何より女性視聴者からの信頼が厚く、夕方の報道番組にはうってつけの存在でしょう。早ければ10月から、遅くとも来年4月にはフリー転身と新キャスター就任という流れになりそうです」(前出・テレビ関係者)
たとえ視聴率が同時間帯で最低の番組でも、桑子アナにとってキー局の報道番組は魅力的な移籍先となりそうだ。
(浦山信一)