芸能

ホラン千秋「成り上がり」までの下積み時代(1)怖くて髪はもう伸ばさない

 芸能界で活躍するハーフ美女は数多くいる。だが、報道とバラエティーという番組の垣根を越えて出ずっぱりなのはホラン千秋だけ。業界の慣習を打ち破ることを可能にしたのは、長い下積み時代に培った経験。わずかなチャンスも逃さない「オンナの勘」だった。

「情報番組ならいざ知らず、さすがに報道番組のキャスターとなると、イメージの問題もあり、バラエティー番組やドラマへの出演は避けそうなものですが、それをみごとに両立させていますからね。芸能界でも稀有なマルチタレントと言えるでしょう」

 こう、うなずいて語るのはスポーツ紙デスク。手放しでホラン千秋(31)をベタボメする業界関係者は多い。

 17年4月からキャスターを務めるTBSの報道番組「Nスタ」で凛々しくニュースを読む一方で、バラエティーでは芸人相手に軽妙なトークをこなす。ホランの存在感は際立っているというのだ。その幅広い活躍の源泉をたどれば、長い下積みに行き着く、と多くの関係者は指摘する。

 アイルランド人の父親と日本人の母親を持つホランは、6歳でジュニアモデルとしてデビューする。14歳の時に本格的な女優を目指し、現在も在籍する大手芸能事務所に所属。中学、高校に通いながら芸能活動を続けていた。

「05年に放送された『魔法戦隊マジレンジャー』(テレビ朝日系)で戦隊ヒーローの敵役でしたが、パンクファッションに身を包んでギター演奏を披露するなど、今のキャスター姿からは想像できないコミカルな演技を見せました。これがテレビ初出演となり、その後も『マイ☆ボスマイ☆ヒーロー』(日本テレビ系)や『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)などの人気ドラマに立て続けに出演するのですが、女優としてブレイクするまでには至りませんでした。鳴かず飛ばずの状態が続いたのです」(スポーツ紙デスク)

 女優業での不振からか、青山学院大学文学部に進学。在学中に米・オレゴン州立大学に留学して演劇を学ぶなど、現在の才色兼備ぶりの下地を作るも、帰国後に受けた民放キー局5社のアナウンサー試験に全て落ちてしまう。芸能事務所関係者はこう分析する。

「ルックスはもちろん頭もキレる反面、かなりの人見知り。そのマジメすぎる性格が災いしたのでしょう。まだバブルのノリを引きずっていた当時のテレビ局上層部からは敬遠されたようです。実際、アナウンサー試験だけでなく、テレビ局の一般職試験まで落ちたようですしね」

 結果、大学卒業後は就職せず、地元スーパーでのレジ打ちのアルバイト生活を送ることに。だが、22歳の時に転機が訪れる。

 11年放送の連続ドラマ「陽はまた昇る」(テレ朝系)に出演。ホランは役作りのために、長かった髪をバッサリ切った。

「今やトレードマークになったショートへアですが、ホラン本人は『もう怖くて伸ばせない』と、髪型を変える気はないようです。髪を伸ばすと売れない時代に戻ってしまうと考えているのです」(スポーツ紙デスク)

 大胆なイメチェンが奏功し、多くの業界関係者の目に留まることに。同年には経済情報番組「ビジネス・クリック」(TBS系)のナビゲーター、「ULALAナナパチ」(TOKYO MX)のMCに就任する。就活で苦汁をなめた女子アナへのリベンジを開始したのだ。

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