新型コロナウイルスによる球界での影響が深刻化している。
6月中旬以降の開幕を目指している国内プロ野球では、7月に予定されていたオールスターゲームの中止を決定。8月の全国高校野球選手権大会も春のセンバツに続き、中止が濃厚となった。
日本以上にコロナが猛威を振るうアメリカでは、メジャーリーグ開幕は早くとも7月以降になると見られている。依然、自宅待機が求められている中、プロ野球選手はどのような時間を送っているのか。スポーツライターが語る。
「巨人のエース・菅野智之が自宅で実践しているのが仰向けに寝て、天井ギリギリにボールを投げるトレーニング。リリースが安定し、コントロールが良くなるそうです」
また「西武・松坂大輔は埼玉県の新型コロナウイルス対策本部に5万枚のマスクを寄付。ボランティア活動も活発化しています」という。
そんな中、「異色の取り組み」を行っているのがメジャーリーグ・カブスのダルビッシュ有だ。
「彼は以前から公式戦で1勝するごとに10万円を故郷の大阪府羽曳野市に寄付しているのですが、今季はシーズン開幕が遅れているため、スマホゲーム『プロ野球スピリッツA』(コナミ)のリアルタイム対戦で1勝するごとに1万円を寄付しているんです」(前出・スポーツライター)
そのダルビッシュについて「ゲーム内で達成した『偉業』が話題になっているんですよ」と同ライター。
ダルビッシュの偉業とは。
「コナミとのコラボ企画として、プロ野球スピリッツAの強豪プレイヤーと対戦し勝利数に応じて全ユーザーにアイテムをプレゼントするチャレンジを行ったところ、マックスまでプレゼントが贈られるほど勝ち越したんです。ユーザーとしてはダルビッシュ様々ですよ」(前出・スポーツライター)
ゲームの腕も超一流のダルビッシュであった。
(山倉卓)