坂上忍がMCを務めるフジテレビ系の情報番組「バイキング」に巻き起こった、炎上騒動。
同番組では5月19日“緊急事態宣言解除判断まであと2日”とした新型コロナウイルス感染関連の話題を取り扱った際、人であふれる東京・原宿の様子を「17 日 竹下通り」として伝えたが、翌日未明、これにツイッターユーザーが反応。映像に映り込んだマクドナルドに3月から4月上旬まで期間限定販売だった「てりたま」の広告が出されていることを指摘し、“映像は5月17日のものではない”とするねつ造疑惑が一気に拡散した。
これに翌日放送の「バイキング」では誤りを認め、「正しくは3月のものでした。訂正してお詫びします」と謝罪。その翌日、21日の放送で「週刊文春」により東京高検の黒川弘務検事長の賭け麻雀疑惑が報じられた件を取り扱った際、掲載された写真についてフットボールアワー・岩尾望が「この写真に“てりたま”って載っていたら、これが3月の可能性もあるんですけど」とコメントすると坂上が「てりたまはバイキングとしても大反省をしているところですか?」とし、榎並大二郎アナが「おっしゃる通りです」と再び謝罪する一幕があった。
「問題の映像について番組では、あくまで意図的なねつ造ではなく単純なミスだったという雰囲気になっていますが、いずれにせよ何かと敏感になっているこの時期、誤解を招きやすい映像だったことは間違いありません。気になるのは坂上の対応で、あのキャラであれば司会を任される立場からもっと強く番組自体に襟を正すよう苦言を呈してもおかしくはないのですが、終始苦笑いだったのは気になりましたね」(テレビウオッチャー)
ただ、こうした坂上の対応には、理由があるという。
「以前、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ問題が物議を醸した際、坂上はバラエティ番組について『もう少し寛容な目で楽しんでいただけたら』と持論を展開。さらに、『広い意味でバイキングもヤラセだと思っている』とし、ネット上で視聴者の反発を買っています。坂上は辛口キャラで売りつつもテレビ局側に対しては従順とされ、求められた作りに添う姿勢を貫く。そのためにここまで重宝されるわけで、今回のような番組側のミスに対しても至って寛容なんです」(芸能記者)
そうした司会が進行する情報番組は、少々怖い気がするが。