秋元才加が、ハリウッド映画「山猫は眠らない」シリーズ最新作に本格出演、ハリウッド映画デビューを果たしたことが明らかになった。
「山猫は眠らない」(ルイス・ロッサ監督/93年日本公開)は、ベテラン狙撃兵トーマス・ベケット(トム・べレンジャー)が米政府からの指令を受けて極秘任務を遂行するハードアクション。本格的なミリタリー描写と熱い展開が映画ファンから根強い支持を集めてシリーズ化。トーマスの息子・ブランドン(チャド・マイケル・コリンズ)もレギュラーに加わり、今回シリーズ8作目を迎えることに。
最新作「山猫は眠らない8(仮)」(20年・日本公開未定)は、外交官殺害の容疑をかけられたブランドンが父・トーマスとともに事件の謎を追うドラマが描かれ、秋元は2人を追うミステリアスな女殺し屋役を演じることに。公開された予告映像を観ると、ライフルや暗器(隠し武器)を巧みに使う姿や、黒のタンクトップ姿で激しい格闘を演じる様子を確認することができる。
日本人俳優のハリウッド進出は山ほど聞く話だが、実際にキャリアを積み重ねていくのはなかなかにハードルが高い。しかし、この予告を観たある映画ライターは「秋元さんは、ハリウッドでブレイクする予感がある」と太鼓判を押した。
「海外のアクション映画ファンは強い女性キャラ、しかも圧倒的に強い悪役が大好きです。本作の秋元さんも、エキゾチックな雰囲気に加えてシェイプアップされた肉体美が実に見栄えがいい。入念なトレーニングをこなしたであろうアクション描写も迫力十分で、作品自体にも期待ができますから、秋元さんの注目度もグッと上がると思います」
さらにもうひとつ、秋元の人気が海外で定着する要因があるという。
「いわゆる超大作ではないSFやホラー、アクションなどのジャンル映画は熱心なファンが多く、一度作品のキャラクターを好きになると、演じた俳優をトコトンまで応援する傾向があります。『キル・ビルVol.1』(03年公開)で女子高生の殺し屋・ゴーゴー夕張を演じた栗山千明も、海外ではカルト女優として名を馳せていますし、秋元もこの殺し屋役で突き抜けた存在感を示すことができれば、新たなアクション女優としてさらに人気を集めるかもしれません」(前出・映画ライター)
どうやら秋元のインパクトはすでに十分。作品の公開が今から待ち遠しい。