お笑いコンビ「TKO」の木下隆行が5月25日に自身のYouTubeチャンネルで公開した動画に、呆れ声が飛び交っているという。
ここ数日、多くの芸能人が悪質なアンチコメントへの批判を語る中、木下も「誹謗中傷について語ります」と題した動画を投稿。自らに寄せられている<存在がウザい><人間のクズ>といったコメントを紹介したうえで「これを言われて気持ちいいという人はいない」「(誹謗中傷が)束となって大きな塊となって死に追いやることになると思う」など、当事者としての素直な気持ちを吐露していた。
だが、この動画のコメント欄には<被害者ぶるのはやめてください><説得力ないよ>といった批判の声も数多く寄せられている。その理由について芸能記者がこうささやく。
「木下にアンチコメントが寄せられる根本の原因は、後輩芸人の顔にペットボトルを投げつけて怪我をさせたり、クロちゃんの頭を革靴で踏みつけたといったパワハラ疑惑が表面化したから。これについては木下自身が4月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、後輩に自分のブランドの服を押し売りしていた疑惑も含めて事実だと認めています。ところが今回の動画では、それらの疑惑を“ほとんどウソ”と言い放っているのですから驚きましたね」
木下は疑惑について「2年前に後輩からありもしないことを言われ、ボクはむかつき、腹たってペットボトル投げたんですね」と説明。その上で「それが週刊誌の記事になり、それを読むとほとんどがウソばっかりの記事」と断言している。どうやら自分にアンチコメントを寄せるネット民は「その記事をうのみにした人たち」だというのである。
「テレビで疑惑を認めておきながら、この動画では『ウソばっかりの記事』と否定。それならどの部分がウソなのかを明確に指摘するべきでしょう。そもそもこの動画でも、後輩にペットボトルを投げつけたこと自体は認めている。仮にありもしないことを言われたのが事実だとしても、中身入りのペットボトルを相手の顔面に投げつける行為は決して許されるものではありません。そういった“自分を棚に上げた態度”が批判の原因となっているのに、世間からの批判をスルーしているようでは、いつまで経っても木下へのアンチコメントがやむことはなさそうですね」(前出・芸能記者)
当の木下には「これで貴方が他人にやってきた被害者の気持ちが判りましたか?」との批判コメントは、届いていないのだろうか。
(金田麻有)