芸能

泉谷しげる×八代亜紀(2)アルバムに参加してくれた女性アーティストの素が見たかった

泉谷 もっと言うと、昭和の時代は誰かと話そうと思ったら直接会いに行ったからね。相手の都合も考えず、いきなり訪問みたいなさ。イヤでも話さざるをえない。

八代 だからケータイなんて持たないほうがいいんですよ(笑)。この前もスマホで、若い子の殺人とか起きたでしょ?

泉谷 ああ、あったね。

八代 メールだかツイッターだかよくわからないんですけど‥‥。

──LINE(ライン)のことですね。

八代 LINEって言うんですか? ニュースを見てたら「もうメールはやらない、LINEなの」とか女の子が言ってて、意味が全然わからないんですけど。

泉谷 わかんないね。

八代 でも、LINEでケンカして「殺してやる!」ってなって、本当に殺人事件が起きてしまうなんて考えられないし、恐ろしくないですか? 相手の顔も見てないのにケンカするんですよ?

泉谷 ホントそうだよな。

八代 昔は全ての車に電話がつけばいいなと思っていた時代もあったんです。

泉谷 ん? 何で?

八代 仕事に行くために雨の中を車で移動してますでしょ。そうしたら渋滞にはまって、先方に「遅れます」と連絡しなきゃいけないわけです。そうすると車を信号の手前あたりに止めて、マネジャーさんが公衆電話までバーッと走っていくんですね、雨の中を。そんな時は車に電話がついていればなと思いました。でも、今は車どころかひとりひとりが持つ時代になってしまって、逆に不自由な気がしますね。

──今回のアルバムは昭和が一つのテーマです。あらためて昭和を振り返るようなことはあったんですか?

泉谷 いや、それはなかったね。別に昭和を懐かしもうってアルバムじゃないから。オレのテーマは“偶像破壊”というかね。八代さんをはじめ、参加してくれた女性アーティストの素が見たかった。みんな名前も背負ってるモノもあるし、化粧もしてるんだけど、それらを全部剥がしても「やっぱりステキじゃん」と。いくら年食ったってさ、やっぱりステキなのは“今”なんですよ。そういうところに持っていかないと、「昔のほうがよかった」では、じゃあ、今まで何のためにやってきたの? って話だから。

八代 昭和の時代って、生き様ですよね。でも「今が最高だ」って言えるようにしないと。

泉谷 そりゃあ、今は変な事件もあるし、原発だってあるしさ、確かにロクなモンじゃないよ。だけど、それでも“今がいちばんいい”ってところに行かないと。

八代 今を否定したら悲しいですよね。

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