昨年7月の参院選広島選挙区を巡り、地元議員ら約100人に計約2600万円に上る現金を配った疑惑が浮上し、6月18日、河井克行前法相と妻の案里参院議員が公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕された。
「今年3月には、ウグイス嬢に法定額を超える報酬を支払っていたとして、公職選挙法違反(買収)容疑で杏里容疑者の秘書ら3人を逮捕。その後、起訴されました。当時、広島地検は春の人事異動前の3月中にケリをつけると見られ、河井夫妻も3月下旬がXデーという情報が飛び交っていたんです。それでも、新型コロナウイルスの問題が大きくなったこともあり、結局は国会が閉幕するまで見送られる形となりました」(永田町関係者)
現職国会議員夫婦の初めとなる異例の逮捕劇の次なる焦点は、案里容疑者の当選が無効となる「連座制」が適用されるかに注目が集まっている。
そんな中、永田町では河井夫妻を巡って、新たな問題が「秒読み段階」だと囁かれていた。
「実は、案里容疑者が広島の県会議員時代から、夫の克行容疑者と仮面夫婦の噂があったんです。離婚すれば政治家としておたがいイメージダウンするだけなので関係は続いていましたが、この先、議員バッジを外すことになれば、仮面夫婦をする理由はなくなり、離婚間近というのがもっぱらです」(前出・永田町関係者)
夫婦関係のXデーは果たして─。