芸能

天才テリー伊藤対談「佐藤蛾次郎」(4)家族にバレバレってすごいね

テリー ちなみに、渥美さんと一緒に女遊びなんかはしなかったんですか。

佐藤 渥美さんから女の話は一度も聞いたことがないですね。

テリー 蛾次郎さんはどうだったんですか。

佐藤 俺、外に女が2人いたよ。

テリー アハハハハ。それはすごい。

佐藤 かみさんはもちろん愛していたよ。だけど俺、女が好きなんだよ。だから銀座のホステスを口説いてコレにしてた(と、小指を出す)。

テリー 今だと、写真誌に撮られたり、ネットでさらされたりが心配ですけれど。

佐藤 俺は平気だもん。見つかっても「撮れ、撮れ」みたいな感じだから、そうすると向こうもつまんないから逆に撮らないんだよ。そもそも、かみさんも愛人のことを知っていたしね。

テリー えーっ、それは自分から教えるんですか。

佐藤 バレちゃうんだよ。銀座に自分の店があるんだけど、その前を女と腕を組んで歩いてるんだもん。そりゃ店に来たかみさんとバッタリ会っちゃうよね。

テリー 当たり前じゃないですか(笑)、全然隠す気ないでしょう。

佐藤 そうそう、バレてもいいんだ。だって、俺が愛人のために借りたマンションの部屋番号まで知っていたからね。なぜかっていうと、うちの息子の友達がそば屋をやっていて、「お前の親父、愛人いるぞ。俺、時々その家に出前を運んでるから」って息子に告げ口したからなんだ(笑)。

テリー ワハハハ、息子さんにもバレてたんですか!ところで、奥さんが亡くなられてもう5年くらいたちますけれど、そっちのほうはどうなんですか。

佐藤 女? 今はいないんだ、かみさんに悪いから。

テリー え、どういうことですか。

佐藤 生きている間は女を作ってもいいけど、亡くなってからはかみさんに失礼じゃない。今は3階建ての家に1人で住んでいて、部屋もいっぱい空いてるから、たまに銀座の女の子が「部屋を貸して」と言ってくるけど、「家にはママがいるからダメ!」って貸さないんです。

テリー へ~、偉いなァ。僕だったら、奥さんが亡くなったら「やった!」ってさっそく女性に連絡するだろうな。もしかして、そういうところが、渥美さんにかわいがられた理由なのかもしれませんね。

佐藤 どうかな。でも、かみさん大好きだから。いまだに愛しているもん。

テリー もうすぐ「男はつらいよ お帰り寅さん」のDVDとブルーレイが発売になりますね。僕もシリーズのDVDは全部そろえているので楽しみにしているんですが、蛾次郎さんは家で見直すことはあるんですか。

佐藤 見ないですよ、見たら悲しくなるだけだから。俺の店でも、お客さんが気を遣ってくれるのか、カラオケで「男はつらいよ」を歌おうとするんだけど、止めるものね。嫌だもん。やっと最近慣れてはきたけれど‥‥。

テリー じゃあ久々の出演になった「お帰り寅さん」も‥‥。

佐藤 うん、映画館で見てもう泣けちゃった。

テリー 寅さんの話は、これが最後になるんですか。

佐藤 そうだろうね。寅さんをやれる人、誰もいないんだから。

テリー じゃあ最後に、蛾次郎さんはこれからの人生をどう楽しみますか。

佐藤 いや、普通にこのままでいいんじゃないの。店は息子に任せているし、女はもういいけれど、まぁ、できたらできたで、その時は、ね。フフフ。

◆テリーからひと言

 初めてお会いしたんだけど、すごくまっすぐな人でビックリした。蛾次郎さんみたいになりたい、という人生の目標ができました。

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