人気ユーチューバー・カジサックとしても有名なキングコングの梶原雄太が、〈関西の女帝〉として知られる上沼恵美子のレギュラー番組「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)とラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)を降板、上沼のパワハラ疑惑も報じられるが、いまだ真相は定かでなく、波紋は収まってはいない。そんな微妙な状況下の梶原が、アンジャッシュ・児嶋一哉のYouTubeチャンネル〈児嶋だよ!〉に出演。7月11日に投稿された〈児嶋、カジサックにあの件について謝罪してきた。。〉の中で、上沼に触れるシーンが公開された。
この回は、YouTubeデビューした児嶋が、今やチャンネル登録者数200万人越えの梶原に秘策を訊ねようという内容だった。ユーチューバーとしてのスタンスとして、「絶対的に必要なのはカメラ目線ですね」と梶原。テレビとYouTubeの大きな違いは視聴者との距離感であり、カメラ目線で言葉を投げかけることが必要だと主張した梶原は、テレビでも同様にそうすべきだとの持論を展開。そして、それを現実に実行し続けているスター的存在のタレントがいると言い、まずは石橋貴明、木梨憲武から成る〈とんねるず〉を挙げた。
そして次に挙げたのが、上沼だった。
「上沼恵美子さん、いまだにカメラ目線で主婦の皆さんとかに“どう思いますこれ~?”って」
と、数多くのファンを抱える上沼はファンとの距離感を「カメラ目線で縮めている」と梶原は絶賛したのだった。
これに視聴者の反応は、〈なんかカジサックが、上沼さんのこと言ってて安心した〉〈上沼恵美子さんの名前が出てなんとなく切なくなりました〉と憶測により真実が見えてこない現状からか、コメントも様々だった。
この回では、“テレビよりもYouTubeのほうがおもしろく映らなければYouTubeは視聴してもらえない”と梶原は児嶋に強くアドバイスしている。
そのアドバイスが的を射ているように思われるだけに、それを忠実に実行すればするほど、テレビを生業の主軸としてきた「ザ・芸能人」らと、梶原との間に「おもしろさ」についての考え方の差が開いていくような気にさせられた。
(ユーチューブライター・所ひで)