新型コロナの影響で放送休止中のNHK朝の連続テレビ小説「エール」。撮影こそ復活したが、いまだ放送再開のしらせはない。やっと主人公が作曲家として羽ばたき始めたところで物語がストップ。ファンは待ち遠しいかぎりだろう。
そんな中、別の視点で放送再開を楽しみに待つ人もいる。80年代のアイドル全盛期に青春時代を過ごしたオトコたちだ。まさに、ドンピシャ世代である芸能ジャーナリストの沖直人氏が、その理由を述べる。
「やはり、我らがアイドルの菊池桃子(52)を観たいんですよね。役どころは主人公、窪田正孝(31)の母親。最近では、すっかり母親役が板についてきましたが、これまで以上に母性が炸裂しているんです。例えば、家族を捨ててでも再び作曲家を目指そうとする主人公に対して、反対する菊池は『あの子が傷つく姿をもう見たくない』と言うんです。もう心をワシづかみされましたよ。大きな愛で子供を包み込む、この純心さはアイドル時代と変わりませんよ」
菊池の「アイドル神話」は不滅のようだ。それほど、アイドルキャリアは鮮烈だった。
84年に映画「パンツの穴」(ジョイパックフィルム)でデビュー。同年4月にシングル「青春のいじわる」で歌手活動を開始すると、4枚目シングルから7枚連続オリコン1位の記録を樹立する。
85年に行われた日本武道館でのコンサートは、ビートルズの公演の観客動員数を抜いた。しかも、記録だけでなく、入場できなかった観客1万人超という伝説まで打ち立てたのだ。
数々の記録と伝説を保有する菊池だが、ひとつだけ成し遂げられなかった伝説がある。それは「あげまん伝説」。先頃、約30年にわたって所属してきた芸能事務所から独立。そして、昨年は経済産業省経済産業政策局長の新原浩朗氏(60)と再婚するなど、菊池のまぐるしい変化は、伝説達成のためだった?
そんな菊池の最新事情を7月21日発売の週刊アサヒ芸能7月30日号が詳報している。